■熊本日日新聞夕刊 2018年2月26日(月) 「壁の・・・」

 

■共同通信の記事でしょうか、連載の第6回は「言葉を取り戻したい」というテーマで、日本による台湾統治の光と影について、書かれております。ここでは、壁という題名からでしょうか、陰の部分が取り扱ってあります。それは、現地語の喪失です。日本語の強制でした。この地域(台湾北部の山間地)では、タイヤル語というのが話されていたそうですが、日本語強制により、今では助詞をぬいた日本語がまかり通っているという内容です。台湾の方々が日本語を話せるというのは、知っていましたが、何と、公用語?が日本語というのに驚きを覚えたことでした。

 記事では、少数民族の方が、日本人は2つのいいことと悪いことを残していったと言っています。まずは、よいこと、それは、農耕と勤勉さを伝えてくれたこと、悪いことは厳しい統制と日本語強制だったということでした。

 

■戦前の日本人のあり方がいつの世も問われますね、いつまでも。なかなか和解というのは難しいのでしょう。