■熊本日日新聞 2018年1月11日(木) 「おでかけナビ」

 

■土日に開催されるどんどやがいくつか紹介されております。このどんどや、地域によっては、「どんど」「左義長」「さぎっちょ」とか、いろいろな言い方がされるのですが、要するに、竹を中心に燃えやすい杉の葉などで固めて、勢いよく火をつけて燃やすというものです。パチパチという音が何ともいえないのですが、この音で鬼(災難)を追い払うという意味があります。火では、餅を焼いて食べ、無病息災、五穀豊穣を祈ったりする祭りです。

 このどんどやが多くの所でできなくなっています。我が家周辺のどんどやがまず、30年前に廃止(田畑が住宅地となり)、そして、最後の砦だった地域のどんどやも看板が出ていて「周辺の農地に迷惑をかけるので、中止致します」とのことでした。

 

■こうやって、どんどん、昔ながらの行事がなくなっていき、写真でしか垣間見ることが出来なくなっていきますね。実に、残念な世の中になってきました。どうにかならないものでしょうか、結局は、このような新聞情報で、イベントを探して出かけていくしか、伝統行事を伝えられなくなってきました。実に残念ですね。