■朝日新聞 2017年10月1日(日) 「文化の扉」

 

■これはシリーズで、今回は「熊楠 知るほどすごい」というテーマで、民俗学の巨匠、南方熊楠を取り上げてあります。私も一時期、彼にあこがれて、現地(和歌山県)まで行ったことがありました。資料館で膨大な資料を目にし、とてもじゃないけど、まねできない!と思ったことでした。

 その熊楠の一生を描いてありますが、足らない点があります。それは、外国渡航を始め、資金はどこから入手したのか、ということです。私もお金さえあったら、・・・・・。こんな自由ができたのに!と思ってしまいます。パトロンがいたのか、それとも、先祖代々の資産なのか、ぜひ知りたいものです。

 記者は、不思議に思わないのでしょうか。わたしだったら、思いますね。