■朝日新聞 2017年8月7日(月) 「金子・・・」

 

■あの丸木氏夫妻が描いた「原爆の図」を、俳人の金子氏が詠んだというわけです。私も、修学旅行などを前に、この絵画鑑賞をさせたことでした。

 そんな中、俳人はこの絵画をどう見られたのかというわけです。

 

 学芸員曰く、「生身の人間の痛み。どの絵にもキノコ雲を描かず、あくまで人間を描いた」

 

 金子氏曰く、「何も隠さないぞという姿勢を感じる」「色が呼吸しているようだ。動いている」「生動と死滅を感じる」「死体の手足がネギか何かに見える。肉体が肉体でなくなっていく。このすごさを神秘的暴露心と呼びたい」

 

■今一度、自分も見つめなおしてみたいと思ったことでした。