■朝日新聞 2017年4月16日(日) 「災害・・・」
■熊本地震から1年、この記事には、過去にあった地震を記録した石碑の一文が紹介されているから、防災教育に使えるネタと言えます。
その一文とやらを紹介します。
鹿子木量平といえば、八代干拓をしきった、江戸時代後期の惣庄屋(記事には藩士とありました)です。西区の海沿いの河内にある石碑です。
「欲心をわすれがたく、浜に出て船をつなぎとめんとし、家にあがりて資材をとり出んとせし者はことごとく溺死せり、たまたま欲にひかれず速ににげ去りし者のみ危うき命たすかり
後代にかかる事あらん時は、欲をはなれ、万の物を顧ず、ただ老たるをたすけ、幼をたつさへて、速にさけのくべし、かねて其道をもあたため置て、急難にのぞみてまようことなかれ」
■この文章、ぜひ高学年に読ませて、先人の知恵を学ばせ、これを次世代へ受け継いでいかせたいと、つくづく感じたことでした。