■熊本日日新聞 2017年4月3日(月) 「岐路・・・」

 

■第2部ということで、月1回の連載かと思います。今回は、「日本は安い? 有利な試算」という見出しで、各発電コストが紹介してありました。

 それによると、日米でまるっきり試算が違うのですよね。

1kwで  (日本)        (米)

原子力 10.1円       10.28円

水力   11.0         6.78

石炭火力 12.3

天然ガス火力 13.7     5.81

風力   21.6         5.69

太陽光 24.2         6.63

バイオマス 29.7       9.61

 

 原子力でこそ、あまり変わりませんが、他はかなり変わります。特に、日本では原子力が一番安価なのに、アメリカでは原子力が一番割高です。真逆ですよね。

 

■記事にはこの原因として、原発に事故対策費や建設費(福島以前のもの)が過小評価されているとの指摘がありました。それにしても、原子力以外でもこれだけ違う訳が知りたいと思うのですが、記者はそうは思わなかったのでしょうか。

 

■それともう1つ、石油火力がないですよね。これはなぜか、私が調べたところによると、原油高とオイルショック以降の政策で、石油火力が新設はアウトとなったからのようです。先日、苓北火力を見学してきたばかりなので、かなり興味があったのでした。