■朝日新聞 2016年4月30日(土) 「水俣病・・・」
■明日5月1日で公式発見から60年になるという特集です。年表、患者の方のコメント、アンケート結果、識者のコメント等々が載せられております。
1956年5月1日に発見され、教員になって86年の30年目の年に、水俣湾へのヘドロ採取い行ったのでした。明水園に取材に出かけ、リハビリの様子などを見てきました。ちょうど、中学校教師をしていた頃でして、相思社などの水俣病の研究所なども見学してきたことでした。早朝から遅くまで取材したものでした。これが私の水俣病との接点でした。
それから30年、水俣も随分と変わりました。ヘドロ浚渫はなくなり、立派な公園となり、資料館とかが建設されました。40年目頃だったでしょうか、水俣湾を覆っていた仕切り網が切られました。この仕切り網の一部も教材として頂きました。資料館に引率するたびに、満潮でない限り、海岸まで降りていって、この網の結節箇所を紹介しております。
裁判で終了ではないというのが、この問題の大きさではないかと思っていところです。保存して、教材開発の素材としていきたいものです。