■熊本日日新聞 2016年1月4日(月) 「原点から」
■水俣病に関する連載で、今回は第3回目となります。1回目は「患者の介護、後が心配」、2回目は「生き証人の存在 訴え」、そして3回目は「富国の一翼担ったチッソ」という記事です。
今回の記事で「チッソの前身」がわかります。一体、どんな会社だったのかということです。副題は「塩田地帯に現れた近代」というものです。つまり、水俣チッソ工場の前は、あの辺りは塩田だったということらしいです。国の専売となり、そこへ当時から「迷惑施設と考え」られてきたチッソが誘致されたというものです。
前身は、鹿児島の伊佐で起こした水力発電の会社、曽木電気なのだそうです。この余剰電力をどうするかが始まりだったようです。
■私は、ここに注目しました。「余剰電力の活用法」という文字が躍っているのですが、当然ですよね、余剰をどうするかは。「もったいない」の日本人です。私は、この電気の余剰=カーバイド製造、石灰窒素製造という図式は、現在の原子力発電と同じ構図ではないかと。
■つまり、原発による電気の余剰=自販機増大、コンビニ増大=眠らない都市につながっているとね。これはあくまでも私の考えなのですが、原発が自販機を増やしたというのは間違いない事実です。つまり、原発は一度始めたら、すぐには停められない、24時間営業なのです。水力や火力との違いですよね。原発に似ているのは、地熱発電位でしょうか。
■「もったいない」理論は日本人の性格なのか、それとも資本主義の申し子か、悩ましいとろこですが、この辺にも、水俣病を生んでしまった原因があるのではないかと考えた次第でした。「もったいない」は全ての命を生かすとも考えられるし、「もうかる」にもつながっているような気もしてきたことでした。水俣病問題は、我々自身の考え方、生活の仕方にも関わっているのだと、改めて感じた次第でした。
この連載、必見ですよ!!
■水俣病に関する連載で、今回は第3回目となります。1回目は「患者の介護、後が心配」、2回目は「生き証人の存在 訴え」、そして3回目は「富国の一翼担ったチッソ」という記事です。
今回の記事で「チッソの前身」がわかります。一体、どんな会社だったのかということです。副題は「塩田地帯に現れた近代」というものです。つまり、水俣チッソ工場の前は、あの辺りは塩田だったということらしいです。国の専売となり、そこへ当時から「迷惑施設と考え」られてきたチッソが誘致されたというものです。
前身は、鹿児島の伊佐で起こした水力発電の会社、曽木電気なのだそうです。この余剰電力をどうするかが始まりだったようです。
■私は、ここに注目しました。「余剰電力の活用法」という文字が躍っているのですが、当然ですよね、余剰をどうするかは。「もったいない」の日本人です。私は、この電気の余剰=カーバイド製造、石灰窒素製造という図式は、現在の原子力発電と同じ構図ではないかと。
■つまり、原発による電気の余剰=自販機増大、コンビニ増大=眠らない都市につながっているとね。これはあくまでも私の考えなのですが、原発が自販機を増やしたというのは間違いない事実です。つまり、原発は一度始めたら、すぐには停められない、24時間営業なのです。水力や火力との違いですよね。原発に似ているのは、地熱発電位でしょうか。
■「もったいない」理論は日本人の性格なのか、それとも資本主義の申し子か、悩ましいとろこですが、この辺にも、水俣病を生んでしまった原因があるのではないかと考えた次第でした。「もったいない」は全ての命を生かすとも考えられるし、「もうかる」にもつながっているような気もしてきたことでした。水俣病問題は、我々自身の考え方、生活の仕方にも関わっているのだと、改めて感じた次第でした。
この連載、必見ですよ!!