■全紙 2016年1月1日(金) 

■正月三が日の新聞記事より、役立ちそうなものを配信します。


ーーーーーー<<熊本日日新聞>>ーーーーーーーーーー

■まずは、新聞でエコバッグ作りの設計図があり、これは
冬休みの宿題として、使っていけるといいだろうなーと
思ったことでした。
 私も4パターン位のエコバック(特大・大・中・小)を
持っております。


■「脳と末梢 主従にあらず」という生物学者の福岡氏の
言が紹介してありました。

 言われたいことはこうです。脳=中央・命令、末梢=
末端・従属と捉えがちだが、実は逆だと。つまり、脳は
自分一人では何もできない、末端あっての脳だと。
 これを社会に例えると、首都=中央、地方=末梢となり、
中央ー地方の流れではなくして、地方が大切で、中央は聞き
役だというわけです。

 健康本には、このようなことがよく書かれています。
つまり、本当の脳は腸だったと! 腸こそが、生きる術だと。
年取ってきて、これはまさしく真実だと思えます。免疫然り、
自律神経然り、まさしく健康の度合い=腸の度合いだと。

 元に戻って、気をつけねばならないのは、鳥取でしたか、
議員数の削減を巡る問題で、「末」梢たる地方は、中央から
「抹」消されないようにしなきゃいけませんね。

 それにしても、富士山の航空写真からの夜景が、まさしく
脳内の細胞(シナプス)を表しているようです。これも、
複雑系(以前、話題になった世界は相似形だ!)の科学で
しょうか。
 もう一つ考えたのが、福岡氏も言及されていた
「エントロピー増大の法則」でした。カオス理論とはどう
違うのか、今後、学習していかねばと思ったことでした。


■冒頭1面の「阿蘇の野草堆肥に善玉菌」という記事が
一番インパクトがありましたね。県民としては、野草ロール
は見慣れた景色だからです。正確には、「ロールサイレージ」
といいます。

 記事によると、拮抗菌という細菌が市場流通の優良堆肥を
上回る1g当たり数千万個という高密度で存在しているとの
ことです。

 我々が小さい頃、農家は人糞を肥料として使っていたわ
けですが、こんな話をすると、子どもたちからブーイング
みたいな声が出されます。

 化学肥料に頼らぬ肥料の開発がなされるといいですよね。
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ーーーーーー<<朝日日新聞>>ーーーーーーーーーー

■熊日に対抗するような記事がありました。「新発想で
挑む」という連載記事第1回です。

「水田にトウモロコシ 農の救世主」という見出しです。
中程に利点が書いてあります。
1)すぐ背が伸び、雑草に負けない
2)水を張らない田にタネをまいたら、ほったらかしても
 育つ
3)深く根を張るので、農地を柔らかくしてくれる。
4)たくさん収穫できる。米の2倍以上

 このトウモロコシに目をつけたのは、飼料のプロだった
というわけで、今、この取り組みが広がっているとのこと
です。

「食べさせた豚 ブランド向上」というような小見出しも
踊っております。


■「ほめて認めてハッピーに 幸せのカルタ1」という記事
も目に付きました。菊池先生の「褒め言葉」も有名ですが、
こちらは「日本ほめる達人協会」の話です。

「ほめ達検定」も開始したという話です。「見えない価値に
気づく」という小見出しも踊っております。

 一方で、こんな本もあり、気になっているところでもあり
ます。「ほめない子育て」論の存在です。この辺も、学習して
いきたいと思っているところです。
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ーーーーーー<<読売新聞>>ーーーーーーーーーー

■「外国人と暮らす」という連載の第1回です。「スポーツ
は国境を越える」という見出しでした。

 記事では、JICAの青年海外協力隊として、ブルキナファソ
で野球を指導してきたという方が、その教え子を紹介した
という話です。(話は変わりますが、好きなことで海外へ
出られるというのも、素敵な事ですよね)

 以前、NIEのセミナーで紹介した「大砂嵐」氏(相撲取り)
が登場してもおられました。イスラム教、ラマダンをどう
のりこえていったかという話です。

 ダニエル・カール氏がコメント「お客さん扱い もう
やめて」という言も紹介してあります。

■別件ですが、朝日放送はミカエラ・ブレスウェート氏
(タレント他、カナダ人女性)、西日本新聞はシャレ・
ベネディクト氏(ウェブデザイナー、フランス人女性)
を押されております。
 両者とも、とても魅力的な方々です。

ミカエラさん https://ciaela.wordpress.com/
http://matome.naver.jp/odai/2133675559152043901

シャレさん http://jp.benefukuoka.com/


■毎年恒例の絵画特集です。今年は、「ダリ展」です。
私は、バルセロナに行って、ダリ美術館に圧倒されてきた
ばかりなので、この記事がとても身近に感じ得ました。

 記事には、フィゲラスの「ダリ劇場美術館」のことが
紹介されていたのですが、まさしくここを訪ねてきたわけ
です。一目で、「天才肌」です。こんな発想するか!とい
う人です。

 記事では語り尽くしてありません。書けば、本になる
ことでしょう。それ位、凄い人です。

 その他、たくさんの展示会が紹介してあります。絵画
鑑賞の授業のネタになるかもしれません。
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ーーーーーー<<毎日新聞>>ーーーーーーーーーー

■「温故知新 福博の魅力」という特集がありました。
今春、「KITTE博多」がオープンするのだそうです。
日本郵政の「切手」と「来て」をかけているのだそうです。

 博多駅界隈が4代目になるということでしょうか?
新幹線が開通して、博多明太子が全国区になったのだそう
です。へー、そうなんだと思ったことでした。

 詳細は記事に譲るとして、ここ最近は新幹線を利用して
おらず(高速バスばっかりです)、博多駅も何年も行って
おりません。逆に、天神にはよく行くのですが。ぜひ、
今度行ってみようと思ったことでした。

■だからでしょうか、もう1つの特集は「鉄道 日本から
世界へ」というものです。「未来開く 鉄の力」という
テーマです。

「ジャカルタで第二の人生を送る日本の通勤電車」という
資料が掲載されております。テレビでもよく報道されてお
りました。

 今春、凄いことになっております。1つは北海道新幹線、
もう1つは走る美術館新幹線です。後者は、上越新幹線に
お目見えだそうです。何とも贅沢な車両ですよね。

 前者は、北海道から見ると、遠い青森が新幹線開通に
より「お隣さん」になるというわけです。なるほど、そんな
見方があったかーと思いました。

 2人の女性が紹介されております。1人は道側代表、もう
1人は青森代表で、この青森代表の方が手に持っておられる
のが、何と、

 カツオ幟ならぬ、マグロ幟なんです。

 ビビりました。一昨年、教育センターのきらり研修で、
「カツオ幟」を披露して授業した私としては、「ナヌ!」
という感じでした。目が点! 目から鱗!でした。

 北陸新幹線の時に活躍したのが地元女性たちの「レディ・
カガ(加賀)」、上手いなーと思いました。それに負けじ
と、「マグロ女子会」を立ち上げたとのことでした。

 話は変わり、3頁は「ななつ星」です。4/5頁が2面
ぶちぬきで「全国百花繚乱」という全国地図に有名列車
を紹介したものです。6面は復興列車の三陸鉄道の紹介です。
 リアス線という名前が地理の勉強にはもってこいでした
よね。

 最後の7頁が日立製作所の英国進出です。鉄道ビッグ3は
ドイツ:シーメンス  フランス:アルストム
カナダ:ボンバルディア
 これに、中国の中国中車、そして、日本の日立だそうです。

 面白く読ませて頂きました。


■別件ですが、毎日新聞の紙面、真っ白な新聞紙面で、
バージンパルプ使用でしょうかね?
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ーーーーーー<<日本経済新聞>>ーーーーーーーーーー

■「解き放て群衆の力」という特集が面白かったです。
これは、ITに興味のある方は、必見でして、私が書くより
も読んだが早いと思います。見出しのみにて失礼します。

1面:わたしの発想アプリに実る・ロボット開発ぼくだって
   知恵を集めて夢をかなえる
2・3面:身近なモノが夢の道具に つけて・来て未来を見よう
5面:金融インフラぬりかえろ フィンテック
6・7面:進化続けるわたしの味方 ヒトを支える最高の相棒
9面:キャリア戦国時代新章へ
10・11面:セキュリティ マイナンバー 一括管理、もろ刃の
    剣

 ね、読みたくなったでしょう?? さすがは、ITの日経です。
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ーーーーーー<<西日本新聞>>ーーーーーーーーーー

■「漱石が詠んだ風景」という特集記事がありました。熊本版
です。

 紹介してあったのは、以下の句です。
「しめ縄や 春の水湧く 水前寺」(水前寺公園)
「天草の 後ろに寒き 入り日かな」(小天温泉)
「草山に 馬放ちけり 秋の空」(阿蘇)
「いかめしき 門を這入れば 蕎麦の花」(熊本大学)
「大慈寺の 山門長き 青田かな」(大慈禅寺)
「魚は皆 上らんとして 春の川」(江津湖)

 俳句の授業にぜひ使いたいものです。


■「いいと。九州」という特集がありました。「いいと」とは
eatです。冒頭1面は、九州の地図が特産物の野菜で埋めて、作成
されております。これは、社会科の授業で使えますよ。

 ちなみに、どんな野菜で作られているか、
福岡:いちじく・柿・イチゴ
佐賀:イチゴ・稲・豆?・蓮根
長崎:ジャガイモ・ミカン・サツマイモ
大分:かぼす
熊本・トマト・蓮根・ミカン
宮崎:ミカン
鹿児島:サツマイモ

 スイカがなかったりしているわけですが、ま、面白いですよ。

■熊本では、特に「塩トマト」の生産者が取り上げてありました。
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ーーーーーー<<産経新聞>>ーーーーーーーーーー

■「いよいよ自動運転車元年」という見出しで、自動車製造の
流れがまとめてありました。

レベル1:加速・ハンドル・ブレーキの3操作のうち、いずれかを
    自動化(2015年)
レベル2:複数を自動化(2016/17年)
レベル3:いずれも自動化(2018~20年)
レベル4:全て自動化(?)

 どうなっていくのでしょうか。その頃には、免許証を返して
いることでしょう!


■どこの新聞にも登場していたCMですが、これが一番のもの
でした。

 ヤマト運輸 「バスと宅急便。荷物のリレーが始まりました」

 新しい教材開発ができそうですよ。小学5年社会科です。これは
秘密にしておきましょう? 次回、授業かも???
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ーーーーーー<<日刊工業新聞>>ーーーーーーーーーー

■「フィンテックで変わる金融業界」という記事がインパクト
がありました。

 今、ITと金融を融合させる、新しい取り組みがなされており、
それがフィンテックです。

 アマゾンや楽天などの大手通販会社が銀行やクレジットカード
と提携する動き、これは顧客の購買履歴というビッグデータを
保持することで、従来の金融では負けてしまうという論調で
しょうか。

 それで、銀行業界も暗号通貨等々、逆にITを買収したりという
試行錯誤が続くというものです。

 これからどんな時代になっていくのでしょうか、目が離せません
ね。


■「勢い増すインバウンド、アウトバウンド、品質武器に」という
記事も目を引きました。
 インバウンドとは訪日外国人、アウトバウンドはこの逆でしょう
かね。
 爆買が話題になっているのですが、「心つかむサービス 日本流」
という見出しにもあるように、輸出入を含めて、いろいろな模索
が続いているというニュースでした。


■その他、「消費 モノからコトへ」「イートイン導入拡大」という
記事が目に付きました。特に、後者は、前々から気になっておりました。
というのも、最近、コンビニで食事ができるところが増えてきたと
思いませんか。このことだったんだーと合点がいったことでした。
スーパーにまで広がっているというニュースです。
 前者の記事も一部はインバウンド対応のようです。


■意外と、この新聞記事、面白いですよ。
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ーーーーーー<<日経MJ>>ーーーーーーーーーー

■「ネットリアル革命」という特集です。これまたITが好きな方には
目が離せない記事だと思いますよ。

 何と、あのアマゾンがリアル店をアメリカのシアトルに出店した
というのです。アメリカでは、本棚を一部つぶして、子どもの遊び場
を増やして購買意欲につなげるというのです。なるほどと思いました。
それで、アマゾンもそれを実践しているというニュースです。再販
制度がないアメリカでは、安売りができるということで、アマゾン
店では、ネットと同じ値段という表示をして、販売しているという
のです。いいなーというのが第一印象でした。


■その他、ためになる情報が目白押しですよ。必見です。発想の
転換になりますね。
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