■熊本日日新聞 2015年12月23日(水) 「漱石・・・」

■夏目漱石の不定期?連載です。今回は、「二つの旅 舞台は九州」とあるように、漱石の5泊6日の新婚旅行がテーマです。
 この執筆の土台は、小宮氏という漱石研究家です。その記録が残っていないらしく、10句の俳句しかないとのことで、あとは小宮氏の類推・研究だそうです。その過程が教材開発の参考になりますよ。

 氏は、当時の時刻表や地図、古写真、自治体史、気象記録、研究所などを紐解いた結果の類推だそうです。

■漱石は旅に何を求めたのか、という記事の最後が気になりました。「漱石は、日常を『異化』する思考の持ち主だった」ということです。面白い論考でした!