「違法野焼き 煙害深刻」（朝日新聞）

■朝日新聞　2015年11月3日（火）　「違法・・・」

■インドネシアのパーム油に基づくプランテーション農業での野焼きや森林火災で、煙害が深刻だという記事です。オランウータンまで生息地を失っているというものです。小見出しとして、「温室効果ガス　独の1年分」とあります。
　この問題は、農家のアブラヤシの農地とするための、無計画な野焼きが原因と述べています。火災現場はパルプ原料にする植林場所だと言います。いずれにせよ、先進国側にも問題があるように感じたのは、私だけでしょうか。記事にはその解説はありませんでした。パルプにしろ、パーム油にしろ、先進国で大量消費のモノのような気がするのですが。
　授業するなら、次のように問います。

【発問】農家が直接の原因ですが、間接的に、最も原因があるのは、誰でしょうか。

■私は実際に、マレーシアを訪ねているのですが、遠く、インドネシアの島々が見えるマレーシアの首都クアラルンプールでは、下記写真のように煙害が確認されました。早く、先進国を含めた（フェアトレードも含めて）解決の方法があみ出されればと思います。