■熊本日日新聞 2015年6月25日(木) 「思考力・・・」
■アクティブラーニングと、とってつけたような名前がついているなーというのは、最初の印象でした。文科省の定義を読んだのですが、今までやっている教師はやっているのでは?、なんて思ったことでした。記事には、その方法論の1つとして、討論やディベート等々が上げられているが、今までと変更はないと思います。ただ、やる教師はやる、やらない教師はやってこなかったという印象です。
■それにしても、今、一番の話題、「反転学習」が掲載されていないのが、若干、情報漏れかと思いました。佐賀県武雄市の実践です。各自にiPadみたいなものを供与し、各自は家庭で予習をする。そして、学校で復習・確認するというシステムです。能動的な学習というわけでしょう。
■この手の1つのブームには危険が潜んでおります。つまり、「ぶり返し」です。ゆとりが叫ばれ、低学力となり、最近は土曜日返上で学力向上へと、舵がきられました。すなわち、アクティブの次にくるのは、「やっぱり基礎学力だ」という方向性が打ち出されることでしょう、10年後。活動ばかりで、基礎基本が全然理解できていない子を量産してしまいかねないと思えます。
■話し合いは立派にするが、実は漢字が書けなかった!とかです。我々教師に求められているのは、ブームに一喜一憂するのではなく、通常のつけてやるべき学力をしたたかにつけていくことだと思えます。なお、現在、明治図書の『社会科教育』誌で、小学4年のアクティブラーニングを連載担当していますので、ご購読頂けると、有り難いです。
■アクティブラーニングと、とってつけたような名前がついているなーというのは、最初の印象でした。文科省の定義を読んだのですが、今までやっている教師はやっているのでは?、なんて思ったことでした。記事には、その方法論の1つとして、討論やディベート等々が上げられているが、今までと変更はないと思います。ただ、やる教師はやる、やらない教師はやってこなかったという印象です。
■それにしても、今、一番の話題、「反転学習」が掲載されていないのが、若干、情報漏れかと思いました。佐賀県武雄市の実践です。各自にiPadみたいなものを供与し、各自は家庭で予習をする。そして、学校で復習・確認するというシステムです。能動的な学習というわけでしょう。
■この手の1つのブームには危険が潜んでおります。つまり、「ぶり返し」です。ゆとりが叫ばれ、低学力となり、最近は土曜日返上で学力向上へと、舵がきられました。すなわち、アクティブの次にくるのは、「やっぱり基礎学力だ」という方向性が打ち出されることでしょう、10年後。活動ばかりで、基礎基本が全然理解できていない子を量産してしまいかねないと思えます。
■話し合いは立派にするが、実は漢字が書けなかった!とかです。我々教師に求められているのは、ブームに一喜一憂するのではなく、通常のつけてやるべき学力をしたたかにつけていくことだと思えます。なお、現在、明治図書の『社会科教育』誌で、小学4年のアクティブラーニングを連載担当していますので、ご購読頂けると、有り難いです。