■熊本日日新聞 2014年4月13日(日) 「教科書・・・」

■埼玉県教委は、高校の地歴・公民の教科書に対して、教科書記述の主な相違点をまとめて一覧表にして、教員向け指導資料としたということです。その観点は、
1)南京事件   2)原爆投下   3)沖縄の米軍基地   4)領土問題
など、47項目に亘るということです。

■これは重要な資料だろうなーと思います。教員に教科書採択の権限はないのですが、授業をする上での参考資料となるのは、間違いないです。

 実は私もずっと以前、小中学校の全社会科教科書に対して、部落問題の記述の違い(歴史を追って)一覧表にしたことがありました。これをやって気づいたことは、教科書会社によって、全然姿勢が違うということでした。もちろん、ずっと以前の調査であって、今はやっていないので、変わっているかもしれません。

■以前、教育技術の法則化運動では、算数科の研究授業をする時に、当該単元の全教科書の記述の違いをリストアップして、授業に臨んでいた時がありました。すると、同じ分数の単元でも、教える順番が違ったり、教え方が違ったりというのがあって、新鮮みがあったことを覚えております。
 こんなことを県教委がやるのも大事でしょうが、現場教師こそがやっていくべきでは、なんて思ったことでもありました。

 ただ、私みたいに、部活動を担当していると、どこでそんな時間を見つけるの!という声が聞こえてきそうですがね!! 私もそうです。時間がありません!!