■産経新聞 2014年2月24日(月) 「温故知震」

■これはシリーズでして、今回のテーマは「百人一首に込められた教訓」となっています。はて、何だろうと、読んでみたら、膝をたたいたことでした。
「契りきな かたみに袖をしぼりつつ すゑの松山 波こさじとは」(清原元輔)

■「末の松山」とは、歌枕の一つで、宮城県多賀城市八幡にある小さな丘なんだそうです。和歌が詠われた80年前に「貞観地震」(M8.4)が発生しているのだそうで、その浸水にもあわなかったということで、島のように津波から免れたというわけです。

■授業では、3首ほど、示して、この中から地震に関係のある歌を選ばせるという授業も可能ですね。防災教育の一環としても、使えそうな和歌です。ひょっとしたら、他にもたくさんあるのかもしれませんね。探してみたくなってきたことでした。