■熊本日日新聞 2014年2月9日(日) 「語り・・・」

■小見出しに「臨終の絵解き」とあります。絵解きと聞いたら、つい読みいってしまいます。歴史の授業では、絵解きをするからです。今回は、その絵が仏教関係の絵なわけです。若干、教科書の学習とは違うかもしれませんが、絵に変わりはありません。

 勉強になったのは、これは絵を通して、仏教の知恵や高僧の生き方を全体として語っていくわけです。授業で言うと、どうしても単発的意見で終始していまいがちです。そこを、このように、1人で全体を絵解きしていくというのも、「自己教育力」につながるかもしれませんね。そんなヒントを得たことでした。

■つまり、1枚の絵画からわかることではなくして、物語を紡ぎ出すというわけです。児童一人一人がガイドになれるよう養成していければいいなーとつくづく感じたことでした。その前に、教師たる自分ができなければ意味がないのですが。いずれにせよ、新しい観点かな!と思った次第です。