■熊本日日新聞 2014年1月20日(月) 貸し金業者の広告

■消費者金融が幅をきかせていた頃、つまり、今から10年位前の話ですが、もう至る所に、駅前のビルの部屋という部屋、繁華街の屋根看板という看板に、熊日だと月曜日の広告、もうそれはそれはという位に露出度が多かったです。バックには、大手銀行が控えていました。利ざやで稼ぐというパターン、つまり、親会社たる銀行から安い金利でお金を借り、それを消費者に高い金利をかけて貸し、その利ざやでもうけにもうけていた頃を思い出します。

■ここへ来て、にわかに、この消費者金融の広告が熊日に増えてきたのです。アベノミクス効果で、お金が世間に回り始めたのだと思います。なので、今が貸しどきという計算でしょうか、本日は、29面に2社、その横に、弁護士会社の広告というミスマッチは楽しめました。(今、ここ4,5年、弁護士さんたちは、過払い金請求訴訟で潤っていると言われます。今がチャンスなのですが、早晩、それも終わると言われておりましたが、ここへ来て、そうでもなくなるのかもしれませんね)

金融教育を小学校からしっかりしていかないと、また、自殺して借金返済とか、多重債務とか、自己破産という文字が躍り出す社会になると思うのです。「歴史は繰り返す」です!!
 くれぐれもこんな子どもたちに育てないようにしていかないと行けないと思います。決定打は、「無理をせず、背伸びをせず、今、そこにあるお金で暮らしていく」ということです。