■熊本日日新聞 2014年1月12日(日) 「読書」

■各新聞の日曜版には、必ずこの本紹介というのがあるかと思います。実はあまり見ないようにしています。なぜか、本代がバカにならないからです! つい、これも、あれもとなってしまうものですから!

■それはさておき、教材研究の指針になることは間違いなしです。今回紹介してあった中で、3冊を紹介します。

『てっちゃんハンセン病に』(渓流社)・・・これはハンセン病患者である、故 桜井哲夫氏(詩人)の日常を記録した写真集です。著者は、韓国の方です。新聞でしか普段、触れることのないハンセン病、考えていきたいものです。

『加藤清正の生涯 古文書が語る実像』(熊本日日新聞)・・・これは熊日で連載された記事をまとめたものですが、今、時の人となっている細川氏よりも多く語り継がれている藩主です。その実像を探るというわけで、噂は一杯あるけど、本当のところは?というところでしょうか。

『生活保護から考える』(岩波新書)・『生活保護vs子どもの貧困』(PHP新書)・・・
 これまた昨今の問題でもあるので、考えていきたいものです。1つひっかかっているのは、教育格差の問題で、塾が取上げられる点です。塾に行かないと、格差を生むという論調が私にはわかりません。私も実は貧しくて、塾には通っていませんが、アルバイト等々をして何とか、大学まで卒業しました。だから、塾と格差は比例なのでしょうか? もちろん、私だけの経験をもってそれが全てと考えるわけにはいかないということは重々承知しております。