■朝日新聞 2013年11月17日(日) 朝日新聞「新聞広告クリエーティブコンテスト」

■1面広告で、文章はたったこれだけです。
「ボクのおとうさんは、桃太郎というやつに殺されました。」

■衝撃的な一文ですよね。絵画としては、泣いている鬼の子ども(らしいのですが)が描かれております。つまり、鬼の子どもには何の罪もないのですが、父たる鬼が殺されて、生計がままならないということなのでしょう。

■これは、意外と「真理」をついているのかもしれません。小さい文字で、
「一方的なめでたし、めでたしを、生まないために。広げよう、あなたがみている世界。」
と書かれており、頷かざるを得ません。

■これは、人権教育にも使える広告だと思えました。使用範囲は広いような気がしますね。それと、発想の広がり、多角的視点を養うにはもってこいの広告だと思えます。
 ついでに、もう1つ、青空文庫の「桃太郎」(芥川龍之介著)もお読みください。目から鱗と思いますよ。