■朝日新聞 2013年10月6日(日) 「地中の水銀・・・」

熊日でも、胎児性水俣病の患者の方が取り上げてあり、ここはいくつかの新聞を購入しておくべきかも知れません。朝日では、地中の水銀問題が取り上げてありました。確かに、海はきれいになったし、魚もとれるようになりました。しかし、メチル水銀が埋め立て地に閉じ込められているだけだというわけです。地震や津波、または護岸の耐用年数という問題もあるというわけです。

■私は、昭和61年前後に、水俣を教材開発旅行したわけですが、その当時、海底のヘドロをとって、現在の埋め立て地(エコパーク水俣)にトラックで運び、シラス等々で封印していた景色を思い出します。新聞は、魚市場では、風評被害が消えないとも書いてありました。なかなか難しい問題ですね。

■よく水俣と福島がカタカナ書きで一緒だという論調を見かけます。確かに、似ているところがあるように思います。結局は、我々の行き過ぎた物質文明が問われているのかも知れません!
 ところで、この朝日新聞の地図つき記事が役立ちます。埋め立て地が赤で着色してありますので、通常の地図にチェックさせることで、現在はきれいなグラウンドや道の駅あたりの下に、水銀が眠っているのを知ることで、さらに社会見学旅行が充実したものになるのではないでしょうか。