■朝日新聞 2012年 10月18日(木) 「参院一票格差 違憲状態」

■私が大学生だった、今から約30年以上前、社会科教育法Ⅱという授業で、「一票の格差」について、レポートしたことを今もってなお、思い出します。それが、今回、初めて「違憲」「状態」と判断され、重大な問題となったわけです。

議員1人あたりの有権者数において、最小の鳥取県約24万人に対し、最大が神奈川県の約121万人、つまり5倍もの格差があるというわけです。確かに、これでは不平等なわけで、神奈川県の人々は0.2人という勘定になってしまいますよね。これがずっと今まで放置されてきたわけで、ここへ来て、やっと昨年3月の衆院の「違憲状態」に続き、今回参院の「違憲状態」が確定し、決定的となったというわけです。

■今後、国会での選挙改革が絶対必要となってくるわけですが、とある弁護士がこう述べているようです。「議員にルールを決めさせるのは、野球の投手にストライクかボールか判断しろと言っているようなもの」という発言をされているようで、比喩が上手いなーと思ったことでした。打つ側、つまり選挙民にとっては、こんなおかしいことはないということになりますよね。このセリフは使えそうです!!