浅田次郎さんの「マンチュリアン・リポート」を読み終えました。

マンチュリアン・リポート (100周年書き下ろし)/浅田 次郎
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「マンチュリアン・リポート」は、「蒼穹の昴」シリーズの第4弾。

清王朝末期から始まったお話しも時を経て、昭和初期になっています。

内容は、事実上の満州の元首であった張作霖を爆死させるという愚挙を犯した関東軍。その責任をうやむやにしようとする軍部の在り方に怒りを感じた昭和天皇によって放たれた密使である青年将校の満州報告書が伝える事件の真相とは…という感じ。


「蒼穹の昴・珍妃の井戸・中原の虹」と続いてきたシリーズものの最新刊なので、これだけを取り出して読むと、あまり面白くない話かもしれません。

ですが、張作霖の最後でもあり、ずっと読んで来てる人には興味深い本だと思います。

ただやはり「蒼穹の昴」や「中原の虹」に較べてしまうと、スケールが落ちてしまうのは否めないかと。

張作霖が爆死した時に乗っていた機関車に人語を話させるなど、試みは面白いですが、いまひとつ、強い時代のうねりを感じられないなぁ…と思いました。

でも心に響く言葉も数々あり、機関車を含め、登場人物の人生を思うと感慨深いものもあって、私としては、それなりに楽しく読めました。

張作霖は死んでも格好良かったです。


今作を終えても、シリーズを通して取り沙汰される龍玉の落ち着き先は、まだ未決。

王の証である龍玉を最後に手にするのは誰なのか。

続きがあるのかないのか、ちょっと判りませんが、近代史に非常の弱い私としては、この先もぜひ書いて欲しいと思います。

できれば、「蒼穹の昴」「中原の虹」のスケールで。

毎日の記録に、忘れがちな暦に関することを集めてみました。

今日は亥の子。

旧暦10月(亥の月)の亥の日、猪の多産にあやかって子孫繁栄を願い、亥の子餅を食べる風習があるそうです。

また五行では亥は水性の陰で火に勝つことから、この日に火を使い始めると火難を免れるという信仰もあり、コタツなど、暖房器具を出すのに良い日とも言われています。


六曜 : 先勝

旧暦 : 10月4日

二十四節気 : 立冬

七十二候 : 山茶始開(つばきはじめてひらく)


特記 : 太陽暦採用記念日

1872(明治5)年の今日、明治政府がそれまでの太陰太陽歴(旧暦)を廃して、太陽暦(新暦)を採用するという詔書を布告。

明治5年12月2日の翌日を明治6年1月1日とした。


今日の誕生花 : じゅずだま(数珠玉)

花言葉 : 愛嬌

微風の落とし文-じゅずだま

季節の花 300


*** 今日のつれづれ ***


以前グレゴリオ歴への改暦について書きましたが、日本では1872年、明治5年11月9日にそれまでの太陰太陽暦を廃して太陽暦(グレゴリオ暦)を採用すると改暦の布告が発せられました。

この発表はかなり突然だったようで、世間はかなり大騒ぎだったようです。

既に旧暦による翌年の暦の売り出しもはじまっていたそうで、当然作り直しとなり、業者さんは大損害をこうむったとか。

実際新暦への以降期間はたった23日しかなく、なぜこんなにも急いだかというと、やはりお金の問題があったようです。

そのまま太陰暦を使用していると、翌年明治6年は閏月があるために官吏への報酬を年13回払わなくちゃならなくなるけれど、新暦にしてしまえば閏月がなくなるので12回で済む上に、明治5年は12月が2日しかないのでこの月の分も支払わなくてもよくなる。

改暦で2か月分のお給料をカットしてしまおうと考えた明治政府の財政は、ずいぶん逼迫していたんでしょうね。

結局のところ、いつの世も、財政難の煽りを喰うのが国民なんでしょうか;;

ちなみに、このとき、時刻法も変更。

従来の十二辰刻制から、現在馴染みのある24時間制に切り替えることもしているそうです。ふぅ…。

右矢印グレゴリオ暦への改暦


*** 今日の読書メモ ***


いま読んでる小説 : マンチュリアン・リポート

「火怨」読了。いざ新しい世界へ!


*** 今日の歴史的出来事 ***


* 1867/11/09 慶応3/10/14
将軍慶喜が、大政奉還を上奏し、翌日勅許される。


* 1925/11/09 大正14/11/09
ドイツで、ナチスが親衛隊(SS)を創設する。


* 1937/11/09 昭和12/11/09
閣議が、国家総動員法制定を決定する。


* 1945/11/09 昭和20/11/09
日本自由党が結成される。総裁は鳩山一郎。


* 1989/11/09 平成1/11/09
東ドイツ政府が、海外移住とその手続きを自由化し、ベルリンの壁が事実上撤廃される。午後11時17分、東ドイツ市民が歓声とともにゲートを通過する。


参照 歴史データベース on the Web

毎日の記録に、忘れがちな暦に関することを集めてみました。

今日から二十四節気が変わって、立冬。

こよみ上は、今日から冬に入ります。

七十二候も変わって、ツバキ始めて開くになりました。

でもこのツバキ、椿じゃなくて山茶花のコトなのだそうです。


六曜 : 大安

旧暦 : 10月2日

二十四節気 : 立冬

七十二候 : 山茶始開(つばきはじめてひらく)


特記 : ウェルカムウィンターデー

1985(昭和60)年、全国米菓工業組合で「あられ・おせんべいの日」を立冬の日に制定し「ウエルカム・ウインター・デー」と命名。

新米で作られたあられやお煎餅をコタツに入りながら食べてもらおうという立冬の日が選ばれたのだそうです。


今日の誕生花 : むべ(郁子)

花言葉 : 愛嬌

微風の落とし文-むべ

季節の花 300


*** 今日のつれづれ ***


今日は立冬。

こよみの上では、今日から立春の前日までが冬。

暦便覧によれば「冬の気立ち始めて、いよいよ冷ゆれば也」と説明されているのだそう。

そういえば、いつの間にか夜は随分冷えてきてますね。

昨夜もお風呂上りにしばらく起きてたら、背中から冷えが。

少し前まで、湯上りに団扇を使ってたのが嘘みたい。

先日関西や関東で木枯らし1号が吹きましたが、本来なら木枯らしはこの頃来るもので、季節的には随分ずれていたわけですが、そんなこんなで少々変則的になってはいても、季節はやっぱる動いてるようです。

そうこうしているうちに、次に来るのは冬将軍。

今年は暖冬なのか極寒なのか、どっちかしら?

個人的には暖冬がいいけど、なんだか寒そうな気がするな…;;


ところで、今日はウェルカムウィンターデー。

あられとおせんべいの日でもあるのですが、おせんべいはおいといて、あられとおかきの違いってご存知でしょうか?

全国米菓工業会のHPによると、「あられ」は主に関東で使う呼び名なのだそうです。

寒い夜に降る霰(あられ)に形が似ていることから、その名称が発生したそうで、お正月や節句に飾るお餅を乾燥させて砕いて作ったことから「おかき」とも呼ばれるんだとか。

現在は主に大きさで区別されているだけだそうで、結局は同じものなんですね。


*** 今日の読書メモ ***


いま読んでる小説 : マンチュリアン・リポート

「火怨」読了。いざ新しい世界へ!


*** 今日の歴史的出来事 ***


* 0893/11/07 寛平5/09/25
菅原道真が「新撰万葉集」を編纂する。


* 1614/11/07 慶長19/10/06
真田幸村、長宗我部盛親、後藤基次らの有力武将が大坂城に入城する。


* 1917/11/07 大正6/11/07 [ロシア暦10月25日]

ロシア10月革命。ペトログラードでボリシェヴィキが武装蜂起して、ロシアのケレンスキー臨時政府を打倒し、ソヴィエト政権の樹立を宣言する。ロシア・ソビエト社会主義共和国が成立する。


参照 歴史データベース on the Web