ちょっとブログを書くのが遅くなりましたが、小野不由美さんのファンタジー「十二国記」をちょっと前に既刊分全冊読み終わりました。
2000年の前半にも読んでいたんですが、いい話だなぁ…と思いつつその時は途中で止まっちゃって、今回最初から読み直し。
今回は以前は挫折した別出版社から出てた関連小説「魔性の子」もあわせて読破しました。
一話が上下巻に分かれてるのもあるので全部で7タイトル11冊(講談社ホワイトハート版。講談社文庫版もあり、そちらだと9冊)プラス関連小説1冊になりますが、非常に読み易くて面白いシリーズです。
月の影 影の海〈上〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)/小野 不由美
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月の影 影の海(上) (講談社文庫)/小野 不由美
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ストーリーは簡単に言うと、私たちは知らないものの、私たちが住む世界と隣接してある別の世界、 神仙や妖魔、天命を受けて王を選ぶ聖獣・麒麟が存在する絶対王政の敷かれた世界のの歴史モノって感じです。
ただ私たちとまるっきり関係がないわけではなく、私たちの世界にあちらの世界の高貴な人たちが流されてきて赤子として生を受け、育ち、また戻って行ったり、逆にこちらの世界の人が向こうの世界に流されて行くという事があるという設定になっています。
本編の第一話は、まさにその流れてきて日本で生を受け育った女子高生が母国である異世界の一国・慶に帰り着くまでの苦難話。
日本にいる間はあまり目立たない少女だった陽子が異世界に渡り、人に裏切られたり裏切ったり、妖魔と戦ったりしていく中で人間的に成長していく冒険譚になってます。
二話目からは舞台になる国が変わったり、慶に帰った陽子のその後の話になったりしますが、総じて人の責任、道の在り方などを描いていて、考えさせられることもしばしばあり。
こう書くと小難しい話かと思われちゃうかもですが、物語自体は魅力的な設定とキャラクターに支えられてるのでとても面白く読んで行けます。
年齢性別を問わず楽しめる作品で、私としては非常にお奨めなシリーズですが、まだ完結していなくて、いつ新刊が出るのか現時点で不明なのが残念なところかな;;
でもお話しは各々読み切りになってますので、まずは一冊読んでみていただければきっと面白さをご理解いただけると思います*^^*

ただ、同じシリーズの話ではあるのですが「魔性の子」を先に読むのは止めた方がいいかも。
好みの問題はあると思うのですが、ちょっと雰囲気が違って少々暗めで恐め。
ホラーが苦手じゃなくてもここから読むのはどうでしょう…?
私自身は小野さんのホラーも好きなんですが、それでも一度挫折しちゃったので講談社発行の「十二国記」本編を読んでから読むことをお奨めいたします。
単に読書能力や得手不得手の問題かもしれませんけどもね(^^ゞ
魔性の子 (新潮文庫―ファンタジーノベル・シリーズ)/小野 不由美
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【参考】 既刊タイトル
 『月の影 影の海』
 『風の海 迷宮の岸』
 『東の海神 西の滄海』
 『風の万里 黎明の空』
 『図南の翼』
 『黄昏の岸 暁の天』
 『華胥の幽夢』
 『魔性の子』

蝶々 蝶々 蝶々