日曜日。
心弾む休日ですが、まだちょっと暑くてヘタレ気味。
読書の秋まで、あとどのくらいかなぁ。
でも暑さの中、頑張って辞書くらいある分厚い本を読破しました。
なので初回の読書記録は、島田荘司氏の歴史ミステリーです。
- 写楽 閉じた国の幻/島田 荘司
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歴史ネタが大好きなので、邪馬台国はどこかとと並んで、写楽は誰かというテーマにはつい食指が動きます。
東洲斎写楽。生没年不詳。
寛政年間、忽然と江戸の浮世絵の世界に現れて、多量の作品(140点ほど)を残してたった10ヶ月ほどで消えてしまった、現在世界的にも評価の高い絵師。
それまでの浮世絵とは全然違う視点を持った彼は、どこの誰でどんな人だったのか、いまも謎のまま。
私は研究家ではないので資料の検証などは改めてしないから、書かれた細かい事象がどこまであってるのか判りませんが、私としては、この説はうんうんなるほど…と頷きながら楽しく読みました。
実際に「この人だ!」と本の中で言われた人がそうかどうかはさておいて、そういう方向の可能性はあるなと。
写楽の謎を取り上げたミステリーといえば他に二作読みましたが、そちらも、あってもいいな…と思う素敵な展開をされてて、歴史への好奇心を掻き立てられます。
決め手になる証拠がなくても、歴史好きには、そういうこともあったかもしれない…と当時に思いを馳せるのは実に心楽しいひと時。
それは、古くからある寺社や仏閣、合戦場やいまも残る市井の建物を見て当時を偲ぶ気持ちにも似ているでしょうか。
遠くなった時間を越えて、過去と現在が私の中で邂逅する瞬間が、私はとっても好きなのです。
ただ作者の島田さんも言ってますが、この作品は長い割には現代部分に、結局あれは何だったの…って思うトコが残ってるから、その後どうなったかも知りたいかな。
そちらは歴史ミステリーとは外れて、普通にミステリーになるかもですが、性質として、本の中とは言え、知り合った人のその後というのも気にかかっちゃうんですよね。
なのでシリーズものに嵌まると中々大変だったりするんですが、魅力的な人物のいる物語は本好きの宝物。
面白い本に出会えるなら、多少の苦労は引き換えにしても全然苦痛じゃないですけれどv
さて、次は何を読もうかな?
面白い本が見つかるといいなv
参考までに、以下は、過去に読んだ写楽の謎に挑んだ小説です。
- 写楽殺人事件 (講談社文庫)/高橋 克彦
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- 写楽・考―蓮丈那智フィールドファイル〈3〉 (新潮文庫)/北森 鴻
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