ベトナムでは下の写真のように、いたる所でオッサンがたむろしている風景をよく見かける。

だいたいが将棋を指している。
娯楽の少ないベトナムでの数少ない娯楽だ。

ベトナム将棋は中国将棋と同じくルールで、丸い駒を並べて相手の王を取り合う。

日本の将棋と違うのは

1  相手から取ったコマが使えない
2  成れない
3  王の動ける範囲が決まっている
5  王と王が直接向かい合うと負け

日本将棋が得意な私も時々参戦するが、やはり物足りなさを感じる。

最終局面になると駒の数が少ないので「はさみ将棋」の最後のように逃げ回るだけの品格がない勝負になる。

いい加減「投了しろ」と思うのであるが金を掛けてるのでなかなか往生際が悪い。

このグダグタ感こそがベトナム流である。