日本語全然出来ない子が一時帰国 | ハイブリッド協同組合

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技能実習生を受入団体のハイブリッド協同組合のブログです。
代表理事の私はベトナムでも商売をしてるので、
いろんなアレコレを綴っていきますね。

面接した時って優秀かどうかってわからないですよね。


東北地方にあるある企業さまの話です。


この会社はめっちゃいい会社です。


われわれとの付き合いも5年くらいになります。


こちらの2期生のルアン君は全く日本語ができません。


年齢の問題もあるのかな?


現在32歳。1年半前に入国したばかりです。


今年の初めくらいから会社さんから相談があり、このルアン君の日本語の理解力をなんとかして欲しいと言われてきました。


※ただこういった件は解決が難しい。。というか解決できません。


日本語がわからないので指示命令が出来ない。


建設系の会社なら人命に関わる事故につながるかも知れません。


会社さんは「なんとかして欲しい」と言いますが、それは『できる事ならクビにしたい』と言ってると感じます。


そりゃそうです。


私も経営者の立場から申すと同じ選択をしたくなります。


保険や年金、会社負担分の税金。組合への管理費の支払いを考えると年間300万円かかります。


300万円払って事故の可能性が上がる。業務は非効率になる。というのではたまったものではない。



もちろんこの件は実習機構に二度相談しているが何のアドバイスもされず、実習生を辞めさすのはダメ。

の1点張りです。


今回は彼自身の体調不良により自ら帰国して母国で静養したいとの事。


それには会社も組合も大喜びでした。


成田空港まで送迎し、その道中で今後のことを話し合いました。


彼は不真面目ではなくコミュニケートが苦手でそれも合い重なり日本語が不得手なんです。


技能実習は慈善事業ではないので彼に日本語能力の不足の件などを伝えました。


彼自身、その事で会社に迷惑かけている事はわかっているらしく、次の日本語能力試験で4級を取得できなければ退職すると言いました。


試験頑張れ!と伝えましたがどうなる事でしょう。


その際は転籍も視野に入れてまた新しい会社を探さなければならないかもしれません。


ホントトラブルばっかり




体調も悪いやろうけど頑張って勉強して4級受かってね