新年更新復活記念ということでネタを一つ。
VHDブートについての情報を改めて整理しておく。
過去記事を検索したらなぜかキーワード検索でヒットするものとしないものがあったので、まずリンクをまとめておくと、次の通り。
VHDブート(2009/8/3 *これが第1弾)
http://ameblo.jp/vienna7/entry-10312942224.html
VHDブート第2弾(2009/8/19)
http://ameblo.jp/vienna7/entry-10323771779.html
VHDブート第3弾(2009/8/26)
http://ameblo.jp/vienna7/entry-10328649405.html
VHDブートに関するTechNetの資料(2009/10/12 *実質第4弾)
http://ameblo.jp/vienna7/entry-10363263200.html
そして第5弾が今回の記事、ということになる。
TechNetの資料のところで、さらっと流してしまっていたが、実はあそこで紹介されている手順を進めていくと、VHDファイルを事前に用意しておき、そのファイルを使ってクリーン環境でのVHDブートが可能になる。
通常クリーン環境、つまりOSが入っていない環境にVHDブート環境を構築するには、DVDブートから新規インストールを行い、インストール先にVHDファイルを指定する必要がある。TechNetの情報を使うことで、それをやらずに既存のVHDファイルを活用できる。
では、そのVHDファイルの作り方だが、Hyper-VやViruta PCを使わずに新しく作るためのツールが存在する。それが、やはりこれも以前このブログで紹介したDisk2VHDと、WIM2VHDという2つのツールだ。
Disk2vhd(2009/10/11)
http://ameblo.jp/vienna7/entry-10362472486.html
この記事をアップしたすぐ後にv1.0から1.2にアップデートされているという記事も書いているが、その後さらにアップデートされて現在の最新版はv1.4になっている。
ダウンロードサイト
http://technet.microsoft.com/ja-jp/sysinternals/ee656415(en-us).aspx
このツールを使うことで、既存の物理環境をVHDに変換することができる。
WIM2VHD(2009/10/24)
http://ameblo.jp/vienna7/entry-10372194217.html
こちらは、Windowsのインストールディスク内に入っていたり、WAIK(Windows自動インストールキット)に含まれるImageXを使って作成されたWindowsイメージ(WIM)ファイルからVHDファイルを作成するツール。
ダウンロードサイト
http://code.msdn.microsoft.com/wim2vhd/
WIMファイルは、Windowsを展開するためのファイルなので、インストールディスク内のWIMファイルをそのままVHDに変換し、VHDブートでブートするとWindowsが起動してセットアップウィザードが開始される。ただし、通常インストール後のWindowsが起動するので、起動後に必要なシステム設定やアプリケーションインストールなどは個別に行う必要がある。その点、ImageXを使って既存デスクトップのシステム構成をベースにしたWIMファイルを作れば、その手間は大幅に短縮できる。
このWIM2VHDは、そのWIMファイルをVHDに変換してくれるので、新規にVHDファイルにOSをインストールする作業を簡略化できるというメリットがある。
改めてこの2つのツールも、VHDブートに利用可能な便利ツールとして覚えておくと便利だ。
ところで、VHDブートで起動すると、VHDファイルを保存していた物理ボリュームのドライブレターがCからDに変更され、VHDボリュームがCドライブにマウントされて起動する。今までこの認識でずっとやってきていたのだが、実はこれは物理ボリュームが1パーティションで構成されていて(つまり物理的にCドライブしかない状態)、その中にVHDファイルが保存されている場合に限定されるということを最近知った。物理ボリュームが複数パーティション(あるいは複数ボリューム)に分かれていて、純粋なデータドライブ(ブート可能なOSが存在しないパーティション)に保存されたVHDファイルからブートした場合には、ブート可能なパーティションはそのVHDからブートしたOS上ではマウントされない=認識されないようだ(すぐに環境が用意できなかったので自分では未確認)。これによってドライブレターが変更される可能性も少なくなり、それに付随するトラブルも減少するはずなので、ある意味合理的なシステムといえる。
どうやら、まだまだVHDブートも奥が深いようだ。