BLADE RUNNER 2049

終に完成したブレードランナー続編。

全然期待していなかったが予想を裏切る完成度の様だ。

伊達に制作費165億を使っていない。

 

Black Out 2022" Anime Short

「ブラック・アウト2022」

外伝だ。

此れを観て置かないと本編に繋がらない。

 

 

BD3枚+DVD2枚の最終盤・ファイナル・カット。

これがベストなオリジナル・ブレランです。

 

FXのダグラス・トランブル+美術シド・ミード、音楽ヴァンゲリスのコラボが創り上げた、

映像のマジック。

 

BLADE RUNNER 2048

2049の前日譚 「何処にも逃げられない」

飴では空前の大コケだそうです。

傑作の証だ。

 

歴史的に最重要な映像作品は何れも、

興行的には失敗している。

キューブリックやベルイマンも、

商業的成功とは無縁の存在。

だが、

後世に与えた影響は比類も無く巨大だ。

芸術とはそう謂うモノです。

(最初からグーミンは相手にしていない)

 

フイリップ・K・ディックの原作、

「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」

が凄い。

脳天を叩き割られる程の衝撃です。

一読をお薦めする。

 

PKDの全作品に流れる思想は、

本物と偽物との対比だ。

如何に本物の生物に似ていようが、

本物と偽物との差は無限大。

リアルな生命は神にしか造れない。

生命の貴重さを、

痛感させる。

 

因みにレプリカント・

アンドロイドとは、

遺伝子操作で生み出されたクローン人間の事ですな。

環境破壊が極限に至り、

レプリカントに由る奴隷労働で漸く社会が維持されている、

15分後の近未来世界です。

半世紀以上も前に予見していたPKDの天才性にも、

驚嘆させられる。

 

他にも

「ヴァリス」、「未だ人間じゃない」

「高い城の男」

「スクリーマーズ」

も素晴らしい。

天才の想像力は際限がない。

 

 

生命は神にしか造りだせない。

猫虐殺を繰り返した外道の末路は、

地獄の業火で恒久的に焼かれるだけです。

悪魔の所業