ノーランの新作。 日本では年末か年明け頃の公開だろう。
私は初期の頃からのノーランを優れた映像作家として捉えていた。
バットマン・シリーズを再生させた手腕は見事。 頭の切れる監督だ。
映像の構成力を視れば誰でも気付く。
私が凄いと感じたのは「プレステージ」からだ。
19世紀からの奇術の世界とテスラの力を借りた本物の奇蹟。
捩れた人間関係。異常なまでの執着を軸に話は進行して行く。
物語は三層以上の複雑な構成で展開される。 馬■には創造できない世界観だ。
案の定、 興行成績は芳しくない。
英国映画らしい傑作でしたが無念な結果だった。

ハリウッド映画の如く、子供が観ても解る映画構成にしないと、
興行的には成功しない。

バットマンの成功を得て巨額の制作費を投入し次に製作したのが、
「インセプション」だ。
此れは更に多層な物語。
濃密な世界観、何処までが夢で真実なのか?
判別は観る観客に委ねられている。
ノーランが本当に造りたかった世界が此処にある。
後世、評価されるだろう。

観たヒトの半分位は面白くないと感想を云っていた。
『わかんな~い』< へらヘラ笑うな。
ま、仕方がないか。
ヒトの生き方は己次第だ。