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BBC製作の『オリバー・ツイスト』

原作には比較的、忠実に映像化している。
Dickensの原作ではフェイギンは遥かに極悪人だが、
この作品ではごく平均的な悪人程度の描写。
それでも
ポランスキーの監督したオリバー・ツイストよりマシだと思う。
(あの様な良心のある人間ではない、原作ではオリバーの謀殺を計画した首謀者)
BBC製作の本作では、
最後は絞首刑。
原作通り。

ミュージカルのオリバー!は酷い。
まるでフェイギンが善人みたいな描写だ。
最後は安楽に生き延びる。
Dickensの原作の意図に反している。

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この映画でフェイギンに扮するのは、ハリポタで鼠に化けていたあの俳優。
このひと、悪役専門だな。

作品自体は176分あり見応えがある。
BBCで放映されたテレビ・プログラムをDVD化した作品。

何が良いかと云えば、主演の子が明るく、
脳天気で陰鬱な印象が無い。

楽しめる作品だ。

最後にフェイギンが法廷で情けなく命乞いをするが、
裁判官にキリスト教徒に改宗するのなら、
慈悲で罪を一等免じて島流しにしてやると迫られるが、
拒絶して頭を殴られるシーンは面白い。
笑える。