花組公演「蒼月抄&EL DESEO」、2/18(水)15:30、2/25(水)11:00、3/8(日)15:30、合計3回観てきました。
かりんちゃんが花組に組み替えして初の大劇場公演。
平家滅亡を描いたお芝居、ひとこちゃん、かりんちゃん、聖乃さん、とっても公演に期待してしまうワクワクするポスターでしたね
。
その世界観そのままの作品でした。
かつての雪組の「星逢一夜」や、月組の「桜蘭記」と似てると言う人もいるのですが、うーん、それとは違ったかな
。
泣ける作品ではあるけれど、そこまでボロ泣きには至らなかったし…
祇園精舎の鐘の声
諸行無常の響あり
沙羅双樹の花の色
盛者必衰の理をあらわす
驕れるものは久しからず
唯春の夜の夢の如し
日本人ならば誰もが中学の時に暗唱必須だった平家物語の始まり。
きっとそれは、いくら平家よりに描かれていたとしても、歴史や国語の授業で、平家は悪、源氏は平家政治から人々を救った正義の味方のように習っていたということも大きく気持ちにブレーキがかかっているのかもしれません。
「平家にあらずんば人にあらず」なんという言葉なんだろうと当時も思った事でしたが、本当に、「驕れるものは久しからず」は今から850年近くも前から現代に至るまでずっと人々の生きる道に落とし込まれた格言であることに間違いはないんですよね。
そんな平家の最期を、後に平家の名を遺す死に様にスポットを当てた作品だったと思います。
ひとこちゃんはお衣装も似合ってるし、美しさはもちろん哀愁と強さを兼ね備えたお芝居、いまの花組をまさに引っ張って行ってるなぁと感じました。
聖乃さん、いつ観ても綺麗なんだけどなかなか私にはグッと来るものがなかったのですが、今回とっても良かったです。
これはきっとかりんちゃん効果なのかもしれないですね。
平家の行く末を重衡なりにとても考えていて、周りとの方向性の違い、その上での葛藤や衝突、秘めるもの、ラストへと赴く、こうだと決めたら自らの望む道ではなかったにしても平家の一員として平清盛の息子の1人として頼もしく雄々しく戦いに挑む姿、果てゆく姿がとても印象に残りました。
そして、かりんちゃん。
間違いなく花組に新たな息吹を吹き込み、ひとこちゃん率いる花組を押し上げる力を発揮。
プロローグのワタツミのお芝居から、戦いに勇ましく立ち向かう教経としてのインパクトの強さ、星組で培ってきた星組生らしい勢いが華々しくスパークしていました。
これはファン増えるでー
。
花組で唯一私がオペラで探して追ってしまうまるちゃんこと美空真瑠くんは、知盛の息子、知章(ともあきら)。まるちゃんのお芝居に泣かされました
。この人のお芝居はいつも熱量がすごい(ごめんなさい、花組さんには珍しいタイプだと思ってます)。観るものの心情にリアルに訴えかけてくる。今回もやられました。
かりんちゃんに刀の稽古をつけてもらってる時は可愛くて、そして最期を遂げるシーンでの父とのやり取り、その死に様まで見事でした
。
清盛の後を継いだ長兄宗盛は一ノ瀬くん。
とっても役に合ってたなぁと。優しいお人柄がそのまま出てたように思います。
教経のおとーさんは峰果さん。
この人は出てくると「あ
出てきた❣️」となってしまう芝居巧者さん、今回も楽しませてもらえました。
源氏側。
らいと君…好きなんだけどなぁ…
あの源義経役だったのだけど、…なんかちょっと違った
。
一の谷の合戦で崖道を見定めてるところ、
1回目観た時は、何の呪いをかけてるのかと思ってしまって…そのあとの話の流れで2回目観劇の時に、あ、崖道が馬通れるか、あの道なき道を攻略すれば勝つ!と見定めたのか、とわかりました。
うーむ。あれは、妖しい人になってるよぉ

しかし、じゅんこさんはすごい。
平清盛としての絶対的存在感、お芝居の中での亡くなった後でもその空気感を感じずにいられなかったです。
ショーは…すみません、3回とも夢の中
。
どうも私は星組のヴィオレトピアもでしたが指田先生のショーは夢の世界に誘われるみたいです
。
瀬央っちのバウ、龍の宮は大好きな作品なんですけど…
盛り上がるナンバーも全部気だるいし、群舞長すぎて途中で生徒さん可哀想なんて思っちゃうし(みなさんとってもカッコよく手を抜かずに踊ってはるからこそ余計に)…
(デュエダンは美咲さんがひとこちゃんと腕組んで降りてきた瞬間、なんだあれーってなってしまって、銀橋でもイチャイチャ感すごくて、ごめんなさい、好きになれません
)(お歌は相変わらず美しいお声だしお上手なんですが、お芝居で着物姿で歩かれる時も洋物の歩き方だし、その辺でちょっと現実に戻されたりする…)
ショーはなんかすんませんな感想で…ごめんなさいでした
