柚乃くん主演『BLUFF』、先日無事バウホール公演も千秋楽を終えましたおねがいキラキラキラキラ




いつしか柚乃くんでこのBLUFFをと思って数年。

のんちゃん(初演主演:久世星佳さん)にとっても正塚先生にとってもファンにとっても大切すぎるこの作品だったからこそ、風間柚乃という役者が世に出てくるまで34年の時を待ち(生まれてないキョロキョロ)、そして今のこの月組のメンバーであったからこそ、実現した再演。

9/15(日)マチネでは、何とのんちゃんとも観劇被りしましたえーんハート
この幻の名作となった作品の初代ドノヴァンのんちゃんと、
再演を熱望した柚乃くんが目の前でそのドノヴァンを演じているのを
同じ空間で観ている至福感は、例えようもない気持ちでいっぱいで、腰が抜けて立ち上がれない程でした…あせる
こんな事ってあるんだと、こういう夢の叶い方ってあるんだと、いろんな事に感謝の気持ちでいっぱいでした笑い泣き
(ていうか、こんなのドキドキ💓して興奮して正直柚乃くんの舞台が上の空になっちゃってうーん)。
夏河ゆらさんと来られてて、観終わったあとは両手高く挙げて拍手してはりましたえーん


フォーレのRequiemから始まるオープニングから、

ドノヴァンが登場して仲間が集まり、

手袋をカッコよく使用した音符復讐のシナリオのナンバーが始まる…


暗がりでトレンチコートとハットで踊るこのシーン、そうだそうだそうだったと初演の時と変わってない演出にワクワク感が止まりませんでした。


こんなに前の作品なのになぜか色褪せてないどころかとてもシャレているし、高橋城先生の音楽がまたとてもいいのです照れルンルン
(復讐の相手、一帯を牛耳っているマフィアとしてはポンコツすぎたりするんだけど笑い泣き)。

若くして天才詐欺師として名を馳せている硬派なドノヴァンと、研究にしか興味がない変わり者の初老の博士の演じ分け、ある時はそのタイミングが瞬時に必要だったりもするのに柚乃くんの渋さと鋭利さとユーモアの使い分けが見事で、目の使い方、視線の先、初老の時の膝のO脚具合や立ち方、おじーちゃんらしいちょこちょこちょこちょこしたチャーミングな歩き方、ほんとに緻密に計算された上で舞台の上でその人として自然に息づいていて、さすがでした。ベルゲンさんのカッコのままでメガネ取ってドノヴァンとして会話するところ、なかなかのイケオジでカッコよかったラブ飛び出すハート
ハットから半分覗かせる眼もとてもシビれました爆笑イエローハーツ

バウに来てからの、研究室でメンデスさんとのやり取りのところなんかは、さらに偏屈ぶりが白熱していてやっぱり期待を裏切らないわと笑い泣き笑い

舞音ちゃんはとにかく可愛いのだけど、何が一番って、次第にドノヴァンに惹かれていくのがその瞳に現れていて、ある時はキラキラ✨が入ってたり、ある時は眩しそうだったり、ある時は憧れの気持ちが溢れていたり、恋していく過程がとてもわかってキュンキュンさせてもらいましたラブラブラブ(特に、2幕冒頭、ドノヴァンが「今日着るドレスを持ってきた」(ここの柚乃くんカッコいい
と言ってドレス出してあてがってもらうところの、ドレスを見ずにドノヴァンをひたすら見てるシャロンの可愛いことったらでしたおねがい飛び出すハートここの2人のナンバーも大好きです、のんちゃん思いだしてウルっとも来るのだけど、ほんとに歌詞が素敵で爆笑キラキラ

相手役さんの眼を通してご贔屓のカッコ良さにまた出会う、これ、ほんと宝塚の醍醐味なのですラブラブ飛び出すハート
相手役さんてほんと、大事。

ヤスくんのメンデスさんとみちるちゃんのアイリーンの夫婦模様は、毎回アイリーンのドスの利かせ方が半端なくて容赦なくて、それにメンデスさんが終始タジタジで滑稽な姿をたっぷりみせてくれる…
初演は笑いがありながらももう少し大人な2人だったかな…笑い泣き
波音さんはいかにもマフィアのボス感出ていたし、玲花さんはお色気がとってもありました。
ヤスくんはどちらかというとほんまにマフィアのボス❓と疑いたくなるようなへなちょこぶり。だけど部下に指示出す時はえらい凄んでるからまあ立場によっては怖い人なんでしょうね笑い泣き
この2人だからこそのこの夫婦、ほんまサイコーでしたイエローハートキラキラキラキラ
最後の最後、アイリーンを打ち負かした後に一瞬悲しさ満開のメンデスさんも見せつつ、マフィアのボスながらめちゃくちゃ小心者で欲の塊。
2人のタンゴナンバーもいつ観ても見応えありました。

あみちゃんは東京公演観た時からバウに来て“どんどんどうしようもないやつ感”増大して行って…この人の描いていく舞台姿にはいつも感心させられます。最初からちゃんと出来てるんだけど、そっからのバージョンアップがすごい。
周りの人とお芝居を重ねてどんどん化学変化を起こして行くのが目に見えてわかるんですよね。
歩幅の狭い歩き方や微妙な声の抑揚、東京よりもグン!と初演のいつき吟夏さんロジャーに近づいてたように思います(いつきさん、5〜6年前に闘病生活入られて亡くなられてたんですねえーんあせる)。
最後、キティが自分のところに戻ってきてくれたと思って一瞬パァーっラブと明るくなったかと思ったら、寄って行ったのはダッチにでそれがわかってからの何とも言えないハートブレイクな表情にヨシヨシって頭撫でてあげたくなっちゃう。

…からのフィナーレ幕開きのカッコよさったら、ないしラブイエローハーツイエローハーツ



作品はたくさんのタネが仕掛けられていて最後の最後にアッと驚く事の連続。
ドノヴァンが電話していたのは、ダッチだったとか、
セリアは敵陣にうまい具合に潜り込んでるとか、
ダッチがなぜロジャーが逃げるのを見逃したのかとか、全て最後に種明かし。
(全然別の意味の、いかにもこちらも正塚先生らしい仕掛けですが、劇中、シドーとアヴェリーがあくびをするシーン、なぜか娘も私も毎回、うつるよな…となってました笑い泣き

千秋楽は、
柚乃くん、博士の姿で歌う最初の音符GET YOUR CHANCEの2回目の合いの手がいつもとちがう掛け声入れてて客席も爆笑でしたゲラゲラ

最後の、ダイヤをメンデスさんがポケットに突っ込むシーンはダッチが最初から落としまくりで、もうメンデスさん必死のパッチ、いつも以上にたくさんの「詰め込め」の言葉、左にたくさん入れてもらったら「こっちのポケットにもー」と懇願、かなり客席も笑いの渦に沸いてました笑い泣き
(初演の波音さんメンデスは、人間の欲望って浅はかで情けないなって考えさせられるメンデスさん、ヤスくんはもう、ただただ周りが見えないほど欲望にかられてるけどなんかこう愛嬌ありまくりで、この人きっとうまく生き延びて行けそうって思いました爆笑

カテコでは、アナウンスが流れても鳴り止まない拍手に応え、まさかの緞帳前に柚乃くん登場❣️
泣きそうになってるのを笑うことに変え、お芝居の最後にシャロンに言う

「一緒に持ってくぞっ‼️」

を、はける寸前に客席に向かって飛ばした…

そんな事された日にゃぁ、あなた、
客席はもう、キャーーーーー💓💓💓の黄色い声の嵐🌀、でしたわよゲラゲラ
ご挨拶、3回分は考えてたと、でもまさかこんな緞帳前まで呼んでいただけるとは思ってなかったのでご挨拶考えてなかったと言ってた割には…やるなぁ、柚乃くん笑い泣き



ほんっとに、正塚先生、柚乃くん、月組生の皆さま、『BLUFF』を蘇られせてくれて、ありがとうございましたえーん

今度はいつか、また正塚先生で、柚乃くんのオリジナル作品で、また伝説となる公演に出会える事を願っています。


東京公演観たあとに、ネタバレなし投稿しています(そういや初日のタカラヅカニュース、絶妙にネタバレなしで放映してて流石っ‼️と思いました)。