みんな、
ごめんね。
オレはキミ達に、
一つ嘘をついていました。
ホントごめんね。
去年の春くらいから、
オレは左の声帯に違和感を感じてました。
歌ってる途中に咳こんでしまったり。
自分で得意だと思っていたファルセット（裏声）が詰まって出なかったり。
そして去年の夏のツアーで、
それが露骨に現れて、
辛くて辛くて、
歌い方を忘れてしまいました。
どうにかしなきゃと思って、
病院に行って、
強い薬をもらって飲んで、
ツアー２０本という長い道のりと、
みんなのありがたい心配と励ましの声さえ、
それさえも、
オレは大きなプレッシャーに変えてしまって、
でも、オレはプロだから頑張らなきゃ。
そう言い聞かせて、
最低限は歌えるように頑張ろうと、
喋る事をやめて、
歌う事をやめて、
ギリギリまで身体を休めて。
オレは１人で塞ぎ込んでしまいました。
やがて、
秋、冬と季節を超えて、
その間もまだ違和感は治らなくて、
ストレスが蓄積されていくばかりで、
今年の２月のシュンバースデーセッションの練習の時、
かなり休めていたはずの喉なのに、
またウラ声が出ない。
病院に行ったら、
「血栓が大きくなってる」って言われて、
オレはその言葉を聴いて正直ショックでした。
でもブログで、
「喉は順調に回復してる」と、
嘘をついてしまいました。
ホントにごめんなさい。
今は吸入器が無いと完璧には歌えません。
今回のツアーで声の出なかった仙台も柏も、
吸入器の部品を紛失したり、壊れたりで、
ステロイドが使えずあんなにボロボロになってしまいました。
嘘をついたままステージでもがいてる自分がもどかしくて、
やりきれない感情が、涙と怒りになって、
全く関係のないキミ達にぶつけてしまいました。
ロングツアーをする事ができません。
イヤモニが無いと全然歌えません。
もって３０分のイベントが限界です。
もうこれ以上嘘をつくのが嫌になりました。
休んで治療に専念する事を決意しました。
手術をします。
この一年半。
歌手をやめようと何度も思いました。
神様が、
「もうお前は歌うのをやめなさい」
そう言ってるんだなってさえ思いました。
でも中学生の時から夢を見て、
やっと一つ一つキミ達とメンバーで夢を叶えて…
歌以外の仕事なんて考えられないし、
オレから歌をとったら何も残らないし、
神様がオレに特別、
少しだけ人を魅了出来て、
少しだけ上手く歌える力をオレにくれたのだから、
それなら、
これからももっともっと努力をする為に前を向いて歩こう、
そう誓いました。
こんなの正直はじめての事だし、
どのくらいで治るのかさえまだ分からないし、
ぶっちゃけ怖い。
でも、
必ず、
戻ってくるから、
だからオレを、
ヴィドールを信じて待っていてください。
残りのライブも全力で走って、
完治してカムバックして、
オレは、
必ずキミ達をもっと幸せにします。
最後まで読んでくれてありがとう☆
あと、
らめおめ
