こんにちは。

【動画でピアノ教室】です。
 
 
 
昨日は、
83歳のおばあちゃんのレッスンでした。
 
 
 
このおばあちゃん、
60歳を機に
憧れだったピアノを習い始めたそうです。
 
 
 
そして、
20年習った80歳の時、
 
 
 
お引越しで、
私の所へ通われるようになりました。
 
 
 
最初のレッスンの時は、
ソナチネ弾かれていましたね。
 
 
 
そのお歳で
20年努力されて、
ソナチネって立派ですよ!
 
 
 
でもね…
とってもたどたどしいんです…
 
 
 
音符も読めるし、
リズムもわかってる…
 
 
 
でも、
間違えながら、
止まりながら、
 
 
 
一生懸命弾かれるんです。
 
 
 
聴きながら、



「努力を美徳とする
『日本式レッスン』経験の方が、
またいらっしゃった」と、



思いました。
 
 
 
ピアノの楽しさって
人それぞれだし、
 
 
 
その曲を弾く目的も
人それぞれです。
 
 
 
そこで、
おばあちゃんに



「どこにピアノの楽しさを感じるのか?」
 と聞いてみました。
 
 
 
おばあちゃん
「いい音が鳴った時です。
 
 
 
ここの和音ってCDを聴くと、
何とも言えないくらい綺麗で、
私、好きなんです!」
 
 
 
色んな楽しみ方がある中
音色を感じてもらえるのは、
とても嬉しいです。
 
 
 
早速、



おばあちゃんが目指す
「何とも言えない綺麗な和音」
の弾き方をアドバイス。
 
 
 
同じ繰り返しの練習だと飽きるし、
テクニック練習や譜読みのためには、
 
 
 
色んな場所で弾くのが大事です。
 
 
 
同じ和音だけど、
ペダルを踏んで
 
 
 
低音から、
1オクターブずつ上がったり
下がったりすると、
 
 
 
結構な名曲を弾いている気分になります。
 
 
 
オクターブ移動は、
その和音の鍵盤感覚(手の感覚)を
身につけるのに最適。
 
 
 
和音を弾くたびに
たくさんの音名を読んでいるのでは
全然スムーズにいかないです。
 
 
 
その日は、
綺麗な和音を鳴らすのが
目的のレッスンでしたが、
 
 
 
譜読みの観点からは、
 
 
 
「どうして、
その和音なのか?」
の仕組みが分かると、
 
 
 
そもそも、
1つずつ音名確認をする必要は
ありません。
 
 
 
ストレスのない譜読みのためには、



テクニック(鍵盤感覚)と
理論の両輪なんです。
 
 
 
最後まで
お読みくださりありがとうございました。