10年、20年スパンで今後を予想します。


<ほぼ必ず実現すること>

 まず、世界人口は現状の70億人から80億人以上に増加が想定される。人口増加が著しいのはアフリカ大陸。ちなみに1950年の世界人口は25億人程度。


 日本の人口は1億2500万人から1億1500万人となり、1割も減少し、その後も減少し続ける見込み。100年後は「日本人」は「かつて存在した幻の民族」となる可能性大。この日本語も、日本の風習も、島国で育んだ遺伝子も、全て消滅するか、他国に埋もれて「おしまい」。


 世界人口は増え続け、日本の人口は減少し続ける。先進国で唯一、米国が順調に人口増加と経済発展を続け、より「圧倒的な」覇権国家になる。中国は人口頭打ちと社会構造改革できずに更なる発展が阻害され、中途半端な中進国にとどまる可能性が高まっている。少なくとも現時点では。


<リスクシナリオ>

①巨大地震

・関東大震災

・南海大地震

 東日本大震災により活動期に入った地震が、今後とも発生が懸念される。震災発生によりかなりの被害は想定される一方で、日本再生に向けた更なるステップになることも間違いないが…。


②地域紛争が勃発

・日中戦争

・第二次朝鮮戦争

 シナと日本に間で、偶発的にせよ意図的にせよ、紛争が発生する可能性がある。今後、10年程度であれば制海空権を日本が維持できる可能性が高く、かつ、少なくとも米国が日本よりに協力することで、優位に戦闘を継続することが出来る見込み。ただし、シナ対日本では、どちらかが壊滅的な被害を出す前に戦争は集結する見込み。逆に、「本気」戦争となった場合は両国および世界は大混乱となること必至。中国対日本はいわば大相撲であり、両国に破滅的な結果をもたらす可能性が高い。


 朝鮮半島での紛争は、なぜか日本にもミサイルが着弾する事態も想定できるが、いずれかの時点で日本が被害が受けることで、世論は「日和見主義」から「積極的な交戦」に転換する可能性が高い。


 シナとの戦争では破滅的な結果が予想される一方で、朝鮮半島での戦争では日本への影響は限定的と想定されるため、逆に日本は「本気」で関与することが可能。その場合、シナと日本で朝鮮半島をはさんだにらみ合いとなる可能性もあり、いわば1894年の日清戦争時代に逆戻りとなる。地政学的に朝鮮半島はそういう運命にある。


③中国経済の順調な発展

 仮にシナ中国圏の経済発展が順調に推移し、他の先進国による陰日なたの妨害は実を結ばず、米国をしのぐ覇権国家となった場合は、日本にとっては国家の存在を揺るがす一大事となっていく。当然、ある日突然、その状態に置かれるわけではなく、徐々に、真綿でクビが締まるように苦しくなっていくであろう。


 経済大国となり自信をつけた中国は、人民解放軍の軍備増強に勤しむであろう。周辺国で「最も併合しやすい対象」は台湾であり、恫喝による「平和裏」の併合を実行するであろう。


 膨張の対象としては、北から時計周りに、ロシア沿海州、朝鮮半島、沖縄、台湾、南沙諸島、ベトナム、カンボジア、ラオス、ミャンマー、ブータン、ネパール、カシミール、カザフスタン、モンゴル・・・。


 周辺国のほぼ全てが対象となるが、これはなぜかというと、常々、中共のおかしなロジックで「かつての中国歴代王朝が支配した地域もしくは朝貢してきた地域は、今の共産党によるシナも支配するべきだ」という考え方が基本にあるためだ。そもそも現状の中共による支配地域に「何の正統性はない」、と言い切れるが、それを突かれると中共も困るため、嘘も100回で真実だ、ということで「歴代王朝が影響下=今も支配OK」というロジックに正統性を与えているのだ。

 

 以上から分かるように、何が今の日本を脅かす最大の危険かは明らかであろう。

 日本政府および政財界は一丸となって、中国共産党の力をそぎ、人民解放軍にくびきを付ける計画を練らなければならない。


 平和ボケした日本人も最近はだいぶ危機感を強めてきたが、今思えば、PKO派遣するとかしないとか、社会党が妨害していた時代は、敵がいない状態=「平和ボケできた」状態だったわけだ。


 しかし、今後は舵取りを誤ると、日本国は消滅する危険性があるのだ。