クラブ史上最大の挑戦と銘うたれたACL決勝の第1戦から中2日。負けかロースコアの引き分けならまだしも、感情の爆発する3-0完勝。これでは達成感に満たされても仕方ない。開幕前は「全タイトルを獲る」と当然のように意気ごむ選手ばかりだが、そんなことは不可能である。
大降りではないが、朝から冷たい雨が降っていた。毎回、万博へ行くときはチーム状況に関わらずワクワクするものだが、さすがに今日は「もう、次の試合か、、、」と思ってしまった。実際、客足は遅かった。でも、場所とりする奴はいた。どうやら少年サッカーの関係者のようだが。

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試合開始30分前には雨は止んでいた。しかし客足は伸びず、バックスタンドはアウェー側に行くほどガラガラになっていった。FC東京の選手、サポーターは「ガンバはリーグ戦は諦めたんだな」と思われても仕方ない。拍子抜けされただろう。

試合の序盤はガンバが攻勢をかける。2分、8分と播戸が決定機を迎えるが、GK塩田が好セーブ。ここまでは過密日程ながらも勝てそうな気がした。しかし、それは錯覚だったと思い知るようになる。

ACLの直後の試合は結果が出ていない。時にはパスポートが必要な移動のある中2、3日の試合だから当然だ。例外はアルカラマ戦の後の2試合の勝利だが、アルカラマ戦は2ヶ月も勝ててない時期だったので、この時だけは勢いが付いたのだ。

今日も動きが鈍い。中沢が欠場し、明神をCBとして起用。おそらく西野監督はナビスコ準決勝で敗れた試合が福元の起用を躊躇させたのだろう。しかし「守護聖人」が中盤にいないことは、ただでさえ動きの鈍いチームに追い討ちをかけた。ボール際の一歩、いや半歩が遅い。だから攻撃が繋がらず、孤立する選手も出てくる。パスカットされる場面は目立った。3日に見せた連動性、機能美は見られなかった。そして何より、ピッチ上が凄く静かな感じがしてしまった。

20分、FC東京の右サイドに流れたボールを石川が拾う。ガンバの選手はタッチラインを越えると思ったのか、余計な動きをしたくないと無意識のうちに考えたのか、誰も追おうとしなかった。石川がクロスを上げた。ボールはゴール前でグッと曲がってガンバ守備陣を惑わせ、滞空時間の長いジャンプをしたカボレの頭にピタリと合った。FC東京、先制。

直後にも播戸がチャンスを迎えるが、またしても塩田がセーブ。バンちゃん、これはもう病気の影響とかじゃないよね。ACLに出なかった貴方の得点が今日の勝利の条件だと思っていたのだが。

後半も反撃の兆しはみられなかった。開始1分も経たないうちに試合の趨勢が決まってしまう。長友のロングスローが密集した選手の上を通過。これに素早く反応した石川が追加点。前半の終了間際に絶好のチャンスでシュートミスしたが、すぐに失敗を取り戻すことができた。これはガンバの選手に普段の集中力があれば防げた失点だろう。

そして17分、ゴール前でゴールを背にしてボールを受けた平山が反転してシュートを決めダメ押し。私の目にはアッサリとプレーさせてしまったように見えて呆れた。帰ってテレビで見ると、しっかりボールを止めて鋭く振り向き強くシュートしていたと分かったのだが。その後、普段ガンバが入団会見などをするホテルの看板を破壊(半壊?)させてしまった。確か瑞穂では弁償を請求されたらしいが、これはどうなるのか。

4分後、またもルーカスが古巣から得点するが、後が続かない。ボールを持った選手には複数で囲まれる。パスを出してもカットされる。全くガンバに流れは来なかった

シュート数、CK数が全く試合内容を表さない完敗。FC東京は意外な楽勝でガンバを優勝戦線から叩き落とした。今日の内容を見る限り、来年のACL出場権を得る3位以内も苦しくなってきた。私は天皇杯で優勝するしかないと思う。
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完敗にもゴール裏からブーイングは出なかった。サポーターも様々な事情を理解しているようだった。


川崎が大分に、名古屋が柏に敗れ、混戦が続くJ1。ガンバがダメなら、優勝したことないチームに頑張ってほしいが、結局は普段どおりの赤いチームになるのか。


ある程度ガンバの負け方は予想できた。しかしU-19の負け方はショック…
不運などではなく明らかな完敗。しいて不運と言うなら、韓国が2戦目UAE戦の後半ロスタイムに2失点する不覚で2位通過になったことか。
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