今日からやっと夏休み!
初日はだらだらしようと心に誓った二週間前が
既に懐かしいです・・・。
それもそのはず・・・。
今日は夏期講習に向けた塾のクラス変動試験があり・・・
あとは聞かないで欲しいです・・・。
とにかく長い、本当に長い一日でした。
はい、本日のことはもう忘れましょう。
なにごとも忘却と諦めが肝心ですから。
そして、今日のメインは・・・
『人類は衰退しました』
・・・まだ、3巻の途中なんですけどね・・・
で、あらすじですが、
人口が減少し、ヒトが衰退していく時代。
地球はすでに新人類の「妖精さん」のもの。
まぁ、妖精さんは無自覚ですが・・・。
この本の語り手である「わたし」は、
そんな妖精さんと旧人類である「ヒト」との調和を図る
「調停官」を勤めています。
でも、減少し、活気もない旧人類と、
ヒト目を避け、穏やかな性格の妖精さんとの間に
いさかいが起こるはずもなく、平和すぎる(暇すぎる)毎日。
なのですが、なぜか「わたし」の周りには妖精さんがたくさん。
妖精さん自身の問題にも介入するハメになったり、
意外にデンジャラスな日々を送っていたりする(?)
さらに、
極度な人見知りである「わたし」の使う事務所に、
(祖父も調停官なので使っていますが・・・。)
第三者(人見知りの天敵)である(祖父の)「助手さん」が・・・
一体どんな人なのか・・・(焦)
大まかな内容はこんな感じです・・・
3巻までの主なメンバーの整理もしておきます。
・わたし・・・
語り手であり、主人公。学士を持っている。噂になるほど妖精さんと関わりっぱなし。ときには、妖精さん(ぽいもの)になってしまったり、危険な目にもあったりする。
・祖父・・・
「わたし」の祖父。学者であり、調停官。狩猟が趣味。一応、「わたし」の上司。
・助手さん・・・
「祖父」の助手。少数民族の最後の生き残りだったため、「個人」を表現する力(存在感)がない。だが、頭はいい。
・妖精さん・・・
今の地球の人類。テキトーな性格で何事にも飽きっぽいため、集まって遊んではすぐ解散する、集合離散の性質がある。楽しいこととお菓子が大好き。
だが、地球で一番、知能が高いのもこの方々。一日で巨大都市を作っては滅んだり、超高度なペーパークラフト生物で原始時代ごっこをしたりする。
・友人Y・・・
同じ学舎卒業生の友人。「わたし」以外の卒業生の中で唯一学士を持っている。3巻の途中時点ではその他のことは不明。
これ以上上げるとキリがないのでこのくらいにしておきます・・・。
そして、文庫本情報。
まず、著者は 田中 ロミオ さん で、
出版は株式会社小学館のGAGAGAガガガ文庫です。
値段はだいたい600円前後です。
ちなみに、現在アニメ放送中です。
火曜の1:30~ TOKYO MX です!
どんな作品か、確かめるにはアニメが一番!
ところで、
「人類は衰退しました」で魅力を感じるのは、
「妖精さん」というミステリアスな存在の着眼点です。
ただ、オカルトチックなのではなく、
科学の権威であり、地球の支配者であるのに、
なんだかノーテンキ・・・。
霊界とか異次元の生き物ではなく、
ヒトに近い存在とされているところが好きデス!
さらに、「わたし」の名前が明かされないところ!
イメージが崩れないので嬉しいデス!
全体として幻想的だったり、現実的になったり、
ときどきちょっと不気味だったり、
そんな構成が大好きです!
この記事で興味を持ってくださった方は
是非、本も、アニメも、チェックしてみてください!