最近、妖怪アパートの幽雅な日常を読み始めました!
妖怪の跋扈するアパートに暮らし始めた男の子が
少しずつ成長していく話です。
その奇天烈な日常もとても面白いです!
あらすじ
両親のいない 稲葉 夕士 は叔父夫婦の家で暮らしていた。
よく気を使ってくれる優しいふたりだが、
一人娘で神経質な受験生の恵理子もいて、
何かと肩身の狭い日々。
でも、4月になればもう高校生。
寮生活が楽しみな中学3年の終わり・・・。
ところが、
夕士が入るはずだった寮がいきなり全焼!
結局あと半年は今いる家から通うことに・・・。
そんなことにはさせまいと、アパート探しをはじめるも、
なかなか見つからない・・・。
そして、
やっとめぐり逢たのが
「妖怪アパート」と呼ばれる「寿荘」・・・。
まさか本当にお化けなんて出ないだろう・・・
と「普通」に暮らしはじめた夕士だが・・・
ここの「普通」は世間と180度違っていた!
ここは「妖怪」の溜まり場だったのだ!
・・・こんな感じで1巻から始まり、全10巻らしいですね・・・。
私の読んでる文庫版はまだ7巻までしか出てませんが、
単行本では、この話に出てくる 賄いさんのるり子さん の
作る超美味美麗のお料理日記とかが出ているようです。
妖怪アパートの幽雅な日常の著者は香月日輪さんで、
出版社は講談社さんです。
講談社さんのYA!ENTERTAINMENTから
出版されていたものなので、
子供・若者向けと思われがちですが、
大人の方も十分楽しめる作品です。
主人公がいきなり大人びたり、成長したり、
死闘を繰り広げるわけではありませんが、
そこがこの話の魅力でもあります・・・。
少しずつ、でも着実に、
貴重な体験を自分の血と肉にしながら
生きることの大切さがしみじみと伝わってくるお話です。