私の尊敬するドイツ文学の先生は、現在、ドイツで暮らしていらっしゃいます。

Face Bookに写真を投稿してくださるので 楽しく拝見しています。

 

研究の合間のサバティカルも楽しんでいらっしゃる様子がうかがえ

ステキな奥様も写真の中に登場してらして、何か、ほんわかとした

幸せな気分を私まで味わいます。

 

北山修の曲の、旅人の時間 聞かれましたか?

北山氏の若々しい声と、今は亡き加藤和彦氏の

息の合った「そうだね」の歌詞は、まるで、対話のように

じんわり心にしみてきます。

 

言葉の中に意味はないけど

話しかけてほしいのは 旅人だけじゃないのさ

 

という部分に、北山氏の、言葉に対する先見性を

感じます。

 

語用論が、コード解釈から、拡大した理解に

取り組もうとしていた、まさに、その時代に

北山氏は ロンドンで医学臨床を学んでいたようです。

 

そんな、目に見えない転換期に、対話の意味を

時代として捉えた北山氏の天才ぶりに改めて

感心し、同じように、個人として人を大切にしてくださる

現在 ドイツにいらっしゃる教授に改めて感謝をしています。

 

「そうだね」という 加藤和彦さんの、その優しい声を

求めれば、何度も オンラインで聞ける現在の私たちは

幸せだと思います。