全日本選手権自転車競技大会-シクロクロス ME | Vicnory!

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シエルヴォ奈良MIYATA-MERIDAサイクリングチーム
豊田勝徳のブログ

日時:2014年12月14日(日)
距離:2.7km×7周 18.9km
出走者数:54名
天候:晴
結果:51位

今回のレースは、宮城は村田町の菅生という場所でシクロクロス。
今年3つ目の全日本選手権です。
自転車競技どんだけ全日本あんだよ・・・。
一番全日本出場してる人選手権やったら私も上位か?と思って調べたら自転車の全日本選手権10個くらいありました。まだまだですね^p^


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前日、川村選手と共に飛行機で仙台へ。


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OOKINI!


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自転車やレース関係の物は先に段ボールに詰めて向こうへ送っておく。
そうすることで荷物を最大限減らして移動することが可能!
シクロクロスは自転車何台も必要なので、場所が遠い場合はこれが最適!
まぁ、私1台体制なんすけど^p^

いやーしかし車で行くと10時間かかるのに、飛行機だと1時間半。
寝てると一瞬。
かがくのちからってすげー。


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仙台空港に着くといきなり何か流れて来て衝撃が走る。
これが仙台クオリティか。

空港からはお知り合いにピックアップしてもらい、会場へ。


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準備をしていると、雪が降ってくる。
関西出たときの天気どこいったんだよ寒いよ。
手がかじかんで作業できないよ。
これが仙台クオリry

そんなこともあり、チェーンが絡まっているのを直そうと一度ミッシングリンクを外すと片側を紛失してしまう。
探せども探せども見つからず、結局近くの方に頂きました。
非常に助かりました。ありがとうございます。


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ちなみにその時のコースはこんな感じ。
結局トラブル続きでライダーズミーティングの時間になったので、試走はせずコースをちょこっと見てこの日は終わり。

あ、この日はふたご座流星群の極大日の1日前だったので、宿から流星を眺めました。
こういうところは星が綺麗に見えていいですね。
10分もしない内に5個は確認できたので、年末ジャンボ当たりますように完走できるようにお願いしておきました。


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レース当日、朝目覚めるとそこは雪国でした。
凍結してそうだったので、安全運転で会場に向かう。

到着次第、寒い寒い言いながらも早速準備をして試走へGO。
すると路面がカチコチで、轍を外すと強制的に近くの轍へ落とされる魔のコースに。
グリップもしなかったためキャンバーや下りが恐怖。
上りも担ぐと滑るので恐怖。
忍者返しにチャレンジするも、速攻足を着く始末。
これ大丈夫か・・・と思いながらも、試走時間が終わったので一度暖かいところで体と心を休める。


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そして時間の近いU23の観戦。
凍ってるところはほとんど無くなってたようで、結構乗って行けてるみたい。


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ただ、ご覧のように粘性の高い泥が普通に歩いてるだけでもへばりつくありさま。
しつこいのは嫌われるよ?

この泥が重いのなんのって。
数m歩いただけでこれだから、もし自転車担いで何十mも走るハメになったら・・・あわわわわ。


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U23のレースも終わり、いよいよ男子エリートが迫ってきたのでアスリ注入。
スタート位置は予め決まっており、私は32番で4列目。
ちょうど真ん中かな?

そのスタート位置も泥だったので、シューズにいきなり泥が付着。
ペダルにぶつけて取ろうとするも、シューズの泥がペダルに移るだけでほぼ意味なし。
中にはどこで見つけたのか木の棒でコジコジする選手も。
周りの人が何人もビニール袋を靴に巻いてて、始めは防寒対策かと思いきや泥を付かないようにする為だったと気づいて感動。
こういう発想できる人に私もなりたい。

2度という気温の中、震えながらスタートを待ち、定刻通りレーススタート。
片側のクリートはもちろん入らないので、滑らないように気をつけて踏んで行く。

コーナーを何度か抜けると、落車か何かで前が詰まったので降車を余儀なくされるも、すぐ後がシケインだったのでそのままランニング。
シケインをキレイに攻略するのを今期の目標として掲げていたので、できるだけ低く越えようとすると非常にぎこちない越え方に。
越えてからもリズムが崩れたのか乗車もぎこちなくなる。
一つ崩れると全部ダメになる私の悪いクセがいきなり出たけど(゚ε゚)キニシナイ!!

キャンバー区間。
前の選手が転けそうになってたのと、元々全く乗れる気配も無かったので早々に降りてランニング。
この辺りから何かズシっとしたものがまとわり付いてる感じがヒシヒシと。

ピットを越えて、さぁ忍者返しだというところで自転車を見ると、こんもりとした泥の塊がタイヤやらフォークやらあちらこちらに。
いざその正体を見てしまうと、余計に重くなった気がする。
そんな自転車を担いで、忍者返しをよじ登る。
サイコンのオートストップ機能が働き、止まったと認識されてピルッ↓って電子音が鳴った時はもう心が折れそうでしたね。

上り切ったあとに一度立ち止まって泥を蹴飛ばして落とす。
が、全く落ちないので指で弾き出す。
それでもすぐ泥がまとわり付いて常にブレーキがかかっている状態になり、その後の洗濯板セクションでは全然速度が乗らない。

そのまま上りも担いで上って、下りで乗ろうとしたら速度が出ないどころかホイールが動かない。
もう一々ホジホジするのも時間のロスなので、ゴリ押しでペダルに目一杯力を加える。
しかし、なにもおこらなかった!
ブレーキじゃなくてもうロック状態ですかそうですか。

そのせいで転倒しそうになり恐怖心が芽生え、詰まったら一々立ち止まるハメに。
溜まっていったモノを棒(指)で一気に消して溜まり過ぎるとアウトとかどこのテトリスだよいい加減にしろ!

さて、既に泣きそうですがまだ1周目の半分です。
ホジホジしては乗って走ってホジホジの繰り返しをしていると周りから誰もいなくなる。
激下りを慎重に下り、2個めの忍者返しを上ったところで泥を落とそうとホイールを逆回転させると見事にチェーンが落ちる。
泣きっ面にハチ・・・チェーンの形的に。

そこからちょっと行ったトコロでやっと舗装路の下りが現れる。
しかしやっとヒャッハーできる場所なのに泥が満載で速度は伸びず。omg.

重いホイールをゴロゴロ言わせながらゆっくり確実に歩を進めると、2回目のピットエリア。
しかし行く意味が無いのでスルー。
バイク交換してとは言わないから洗車機でフォーク周りに水ぶっかけてお願い・・・。
そんな願いは泥と消え、タイヤにまとわりつくのみであった。

ピット2を超えると最後の下り、そしてフィニッシュラインへ。
この下りも途中まで泥を落としながら歩き、勾配が緩んだところでやっとこさ乗車。
フィニッシュラインへ向けて踏んで行く。
すると目の前でスタッフが旗を持って振っている。
え?これは・・・まさか・・・。

はい、下ろされました\(^o^)/

ロードにも足切りの時間があるように、シクロクロスにも80%ルールという先頭通過タイムから+80%のタイムを超えるとレースを下ろされる、というルールがあります。
私はこれにまさかの1周目で適用されることになりました。
そりゃあんだけ立ち止まってたらそうか・・・。

項垂れながら冷えないように着替えに戻り、もう一度コースまで戻ると、2周目や3周目で切られた人が続々とコース外へ出てる。
台車やピットクルーが居ない人はこの辺りで全員下ろされたんではないだろうか。
なにこの地獄絵図。

再び泥を靴に付けながらピットのところへ見学しに行くと、洗車機がフル稼働して唸りをあげている。
ピットクルーは常にライダーの位置を把握しながら、連携を取ってバイクの洗浄、整備。

ピットで洗浄!ライダーに献上!
すぐに粘土状!バイク返上!
まさに戦場!これがシクロクロスの現状!!

ということで、ピットクルーはボロボロのドロドロ。
これ最適化するのどれだけ時間かかるんだ。

結局、54名出走して完走は7名という凄惨な記録に。
あれ、そういや去年の全日本ロードもこんなかんじだったよーな・・・。
ていうかその時も俺1周目で下ろされたよーな・・・。
・・・もう過去のことは忘れましょう。

今回は経験差、機材差がモロに出たレースだと思いました。
こういった泥のレースは今まで走ったことありませんし、そもそも泥のレース出ませんし。
全日本シクロクロスで完走を狙うなんてまだとても手が届く範囲ではありませんでした。
でも来年も出れたら出たいですね。

ご協力や応援して下さった皆さん、ありがとうございました!