「自分は、運が悪いなあ」
野村克也(野球評論家)
▼『人生を勝利に導く金言』(致知出版社刊)p280
アドラー心理学の中で、最も重要なコンセプトの1つが、
『目的論』
私たちは、とかく、『原因論』で物事を考えてしまう。
うまくいかないとき、問題が起きたとき、
「何が悪い?」「どこが悪い?」「誰が悪い?」「どうしてダメ?」
『悪い原因を治せば、上手くいく』という考え方が原因論。
『どうしてダメなのか』の原因を分析する。
昔は、たった1つか2つ、ダメな要因を見つけて、
対処すればうまくいった。
原因論のアプローチでうまくいっていた。
だけど、今の時代は、
複数の要因が複雑に絡み合って、結果につながっている。
だから、「どうして上手くいかないんだろう?」
「どこが悪いんだろう?」・・・
探せば、探すほど、
「あれもダメ」「コレもダメ」様々な原因を見つかってしまうし、
対処しても、複雑に絡み合っているから、さらにこんがらがる。
『原因論』的なアプローチでは、解決どころか、かえって、
問題をムズかしくしてしまうことも・・・。
だから、今の時代、まず、
「本当はどうなればいい?」
仕事でも、プライベートでも、
「どうなればいい?」目的を明確にして、
理想が叶った場面を、
臨場感を伴って、ありありとイメージして、
その理想の場面から振り返って、逆算して、
今のアクションプランを明確にしていく。
過去の「何が悪い?」「どうして悪い?」ではなく、
未来から逆算することで、
「最もシンプル」で「能率のいい」具体的な方法が見えてくる。
想像してみてください。
仕事で、本当はどうなればいい?
プライベートで、本当はどうなればいい?
問題の『原因』ではなく、『目的』
「何のため?」「どうなりたい?」を見つけてみてください。
~平本 あきお~
人はホメられれば褒められるだけ、
成長してい・・・・・
「でもそんなことをしたら、部下が図に乗ってしまう。
いい気になって、自己満足してしまわないでしょうか」
と、みなさんは心配するでしょう!
誰にでもあるようなことだが・・・
上司から、「お前は図に乗りすぎだ」と忠告されることだってある!
だから言うわけではないが、欧米人に比べておとなしい日本人は、
少々図に乗るくらいがちょうどいい。
上司にホメられ、ホメ殺されてしまうなどというのは、
目標意識の足りない人間である。
部下の育成と子育てのコツは、基本的に同じだと思う!
管理職は、仕事能力のある社員ではなく、
ツキのある社員を育成するように心がけるべきだ。
間違っても優秀な人材を育てようなどとしてはいけない。
親は、勉強のできるいい子より、ツキのある子を育てる。
仕事能力とか実績、成績といったものは、
ツキさえあればどうにでもなるようなものなのだ。
では、ツキのある人間をどう育成するのか、
これはかんたんである。
まず、夢や願望を持たせる。
そして、その夢や願望の実現に対して、
扁桃核が、「快」になるよう、
徹底的にホメ、かつ期待するのである。
しかし日本人は、ホメルことに慣れていない。
儒教的な伝統が影響がしているのかどうかは知らないが、
他人の長所に気づかないし、気づいてもホメない。
絶対にホメない。
たとえホメたくても、
気恥ずかしくてできないのである。
そこで、役立つのが「ピグマリオンミーテング」です!
ピグマリオンミーテングとは、
徹底的に相手をホメ続ける集まりだ。
何分間かの時間をあらかじめ決め、
一人をみんなでとことんホメてしまう。
吊るし上げるようにして、ホメ上げてしまう。
これをすると他人の長所に目がいくようになり、
自分の長所にも気づける。
ホメる事が平気になる。
ホメられた人間は扁桃核が「快」になり、
期待される通りのビジネスマンになってしまうのだ。
このピグマリオンミーテングに、
家庭でもチャレンジするとよい。
子どもが大きくなってからでは難しいが、
小さい内なら大喜びで参加する。
大人にはとても発想できないような、
素晴らしいホメ言葉を連発するはずだ。
そして、わが子にホメられた通りの
父親になろうと努力している自分に、やがて気づくだろう。