2025年3月2日に

第2回目となる発表会「Wish」を開催いたしました。


まずは、ご来場くださった皆様、そしてこの発表会に関わってくださったすべての皆様に、心より感謝申し上げます。皆様の温かいご声援とサポートが、生徒たちの力となり、舞台を作り上げることができました。

本当にありがとうございました。




「Wish」というタイトルは、

出演者それぞれの願いを届けたい

という思いを込めて、

昨年の夏頃にふと心に浮かんだものです。



VICKEYの発表会は少し特殊で、

生徒たちの自主性がとても高いのが特徴です。


これは第1回目の発表会のときから自然に生まれた空気感で、特に私が意図して作ったものではありません。


生徒たちが自ら考え、行動し、舞台を作り上げていく——その姿にはいつも驚かされ、誇らしく思っています。


そんな彼女たちに、私が最も伝えてきたのは、

「作品でのチームとしての関わり方」です。


個々が踊りの技術だけを磨くだけでは

乗り越えられないものがある


と考えています。


だからこそ、お互いをよく見て、自分の役割を理解し、誰ひとり取り残さないチームづくりを大切にしています。


もちろん、うまくいかないこともあります。時には誤解が生じたり、意見がぶつかることもありました。それでも、「困っている仲間がいたら、必ず誰かが手を差し伸べる。見て見ぬ振りしない。」——この言葉を何度も伝えてきました。


こうした積み重ねは、一見オーディションとは無関係に思えるかもしれません。けれど私は、これこそが入社後の現場で本当に大切なことだと考えています。


オーディションの合格がゴールではなく、

その先の現場で必要になるもの


だからです。





発表会を終え、通常レッスンが再開しましたが、

みんなの表現力が豊かに変化している姿に、

「何かをつかんでくれたんだな」と

嬉しく感じました。


また今回の発表会を通じて、

日頃から支えてくださる方々の思いが

生徒たちに伝わり、

その温かさに背中を押していただけたように感じています。


「Wish」を通して生徒たちが得た経験が、これからの成長にどうつながっていくのか——その未来がとても楽しみです。


これからも、温かく見守っていただけましたら幸いです。