「かあさん。決めた。俺行くよ。」



突然言った俺の言葉。



母さんもばぁちゃんもわかってたんだね。



この日が来ること。。。。。。ありがとう。。。。本当にありがとう。。。。。。。。。。





「わかった。」





二人ともすぐに返事してくれて俺は出る準備をした。




母さんと一緒に退職願書いた。





ハンチングとポーカーフェイスのサングラスのスーツ姿、、、ヴィトンのボストンバッグ一個。それだけでいい。




誰かに話す時間。そんな時間は無い。考える暇も無かった。



長年使ったコックコート。袋に詰めるとき、何も感じなかった。ってか離れたかった。



次にいつ来れるかわからない家。感傷に浸ってる時間は無かった。





ボルボに乗り込んで母さんとばぁちゃんに





「行ってきます。しっかり勉強してきます。」




ばぁちゃん・・・


「行っといで。しっかりやっといで。」



母さんは何言ったか覚えてないやw。たぶん「うん。連絡しぃよ。」くらいやったと思う。






オーナーんちに行った。




「話があります。」



「何だい?仰々しいwwwまぁ上がりなさい。」





今日でお別れだ。





「やめさせてください。」




「何馬鹿なことをww」




「これを受け取ってください。」   ・・・・・退職願・・・・・・・・・・・・・




「んじゃ一応・・・・ね。」





たまに言う冗談交じりじゃない。俺は本気だ。

流すな。知らないことのようなフリすんな。気づいてただろ?逃げんじゃねぇよ。






家を出た後電話かかってきた。



何でかわからないけど、、、、でた。






「今日限りってどういうこと?」



「そういうことです。」



「バカ言ってんじゃないよ。今すぐ戻ってきなさい。」



「もう無理です。」






電話を切る。







店に行って最低限な物。コックコートは置いてきた。



相棒だけは、ずっと一緒に働いてきたペティナイフだけは鞄に入れた。






店を出て高速に乗るときあいつが追ってきた。



バカみたいに電話してきやがる。


でねぇよ。話すことはない。もうあなたに何も言うことはない。



幸いお前はクライスラーの四駆。俺はターボのボルボ。追いつけるわきゃない。



バックミラー確認しながら思った。


・・・・・なんだこの映画みたいなゲームみたいなワンシーン。









俺は高速に乗る。



ヤツはあきらめた。




駅に着く。実家に車を回収してもらう為に電話。




即効切符とって新幹線に乗る。





・・・・・・・・・・・・終わったんだ。





・・・・・・・・・・・・・・・・これが最善だ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・これでよかったんだ。



言い聞かせてるんじゃない。そう思った。


俺にはたくさんの可能性がある。



胸に入れた2羽の幸せと情熱と金運の鳥。


こいつが俺を運んでくれる。



腹に入れたチーム名。


こいつはモノクロのままでいい。

バーテンダーの独り言・・・・・・・ははっw・・・-blue bird