八月はお盆です。

 

ご先祖さまが居られて自分が居る、いのちのつながりに思いを馳せましょう。

 

私は、「いのち」の源を両親から受け継ぎました。

 

「いのち」の原点を求めて代々遡って始点を探しても確定には至りません。

 

しかし、宇宙世界を含めて大きな大きな何かがあることは感じ取れます。

 

この観じ取った世界を、私たちは万物の命の源である大日如来と受けとめます。

 

お大師さまは、私たちにたとえ話でお教えくださいました。

 

「大日如来を広大なる海にたとえれば、われわれは海の一しずくのごとくその分身である」と。

 

私に与えられたこの世の時間が終わって、大日如来の分身であるいのちの一滴は広大な海に戻ります。

 

ご先祖さまを経由していただいたいのちの原点は、大日如来そのものにあったのです。

 

お盆は、自分の命がどこから来て何処へ行くのか考える機会でもあります。

 

 

 

八月の二十四節氣

 

立秋 旧暦七月の正節で、新暦八月八日頃です。残暑は厳しいが、暦の上ではこの日から秋になります。

 

処暑 旧暦七月の中氣で、新暦八月二十三日頃です。暑氣もおさまり、朝夕は初秋の氣配が漂います。