三島の大夫、亡息女の為に法華経を書写し供養して講説する表白の文 「性霊集」巻第八

 

一日中涙を流し、一日中悲しんでいても亡くなった人の魂はちっとも喜ばない。

 

 

最愛の者を亡くした際の悲しみは、計り知れないものです。

 

亡くなった人の魂は決して喜びません。

 

むしろ心配して、草葉の陰で悲しんでいるはずです。

 

死は、誰にでも必ず訪れるもの。

 

この世に残った親族や友人、愛する人が、幸せな人生を送り、笑顔で暮らすこと。

 

それが、亡くなった者の魂が最も望んでいることです。