仏教の開祖お釈迦様は四月八日美しい花が咲き誇るルンビニーにお生まれになりました。
するとあたりには美しい音楽が響き渡り、甘い香りの雨が降り注ぎお釈迦様のお体をきれいに洗い清めました。
そして、七歩歩まれ「天上天下唯我独尊」といわれたのです。
この故事にならって「はなまつり」には誕生仏をおまつりする御堂に花を沢山飾り「甘い香りの雨」即ち甘茶をかけてお釈迦様の誕生日を祝うのです。
又、「天上天下唯我独尊」とは、だれにでも苦しみは有りその苦しみから誰も逃れることは出来ないのだから皆で支えあって乗り越えて生きて行こう。
支えあう一人一人の命はかけがえのない命なのだから天にも地にも一つしかない尊い命という意味があります。
「はなまつり」はお釈迦様の生誕をお祝いすると同時に、私たち一人一人の命の尊さを思う日でもあるのです。
四月の二十四節氣
清明 旧暦三月の正節で、新暦四月五日頃です。桜花爛漫、万物清新の氣にあふれます。
穀雨 旧暦三月の中氣で、新暦四月二十日か二十一日頃です。春雨は田畑を潤し、穀物の成育を促します。