夕方急遽飲み会のお誘いがあった。

いつもの仲間との時間に日頃の鬱憤でも晴らそうかと快諾。


メンツはいつもの男一色ではなく、職場で一緒の娘から面識のある程度の娘といった感じで大所帯となっていた。

案の定かなり盛り上がり、二次会でカラオケへ行った。

仕事上あんまり付き合いがある訳でもないが、何度か一緒に飲んだ年下の彼女と俺の隣でいい感じで話してた。

熱唱中に財布を抜き取られ、ニコニコしながら彼女は財布と何故かペンを持っていた。


そのまま盛り上がってると、最近まで同じ職場に居た年上の彼女が合流してきた。

最近の状況等を聞くと、彼女は旦那と別れシングルマザーとして働いているとのコトだった。

そんな彼女が不意に

「前々から思ってたんだけど、めっちゃタイプなんだよね」

と俺に囁いて来た。

俺としても彼女は文句の付けようの無いくらいの直球ど真ん中のタイプである訳だが、悪いクセが出てしまう。

変に先を考えてしまい、その場を適当に受け流してしまった…


宴も終焉を向かえ、建物の外で最後の語り合いが始まっていた。

その時年下の彼女がバックを忘れ、ボックスに戻って一緒に探してたため、二人が最後に出てきた。

建物内の階段付近で待ってた彼女の先輩から不意に

「あんた達付き合っちゃいなよ?」

と言われ、彼女は

「いいですよ」

と笑顔で答えていた。俺も断る理由も無いため

「いいよ」

と言ってしまう。

まぁ飲みの席でのコトだし、彼女も本気で考えてはいないだろう。


そんなこんなで無事お開きとなり、したたかに酔った俺は家について即座に布団へ倒れ込む…


朝、喉の痛みで目が覚めて、おもむろに財布を開けてみた。

「なんじゃこりゃ?」

財布の内側に年下の彼女がお絵描きしていた。しかもドラえもんやらオリジナルキャラやら内側一杯に…

「レジの前で財布広げられないじゃないか…」

買って半年位の天然皮革の二つ折りの財布で、最近やっといい色になってきた感があったのに…


そんなこと考えながら、昨日のコトを思い出す…

年下の彼女。終始いい感じで今度後輩のお勧めの店に行く約束をしたりでいい感じ?

年上の彼女。職場に居た時から「タイプだなぁ」と思ってただけに、内心がッツポーズ。けど、後々を考えちゃうと…?


けど、酒が入ってるとホントかウソかマジでわからない。

俺的にはどっちもホントであったらうれしい悩みとなり、今後にメッチャ期待したいのだが…

願わくはどっちもウソではないように…


このストーリーの結末はいかに!?