ヴィっコン -Victoria's Confession- -3ページ目

残るは食欲

前にも語ったかもしれませんが、


本に関しては

雑食な気がします。


もちろん好みはありますが


推理小説ばっかりとか


新書ばっかりとか


戦争ものばっかりとか


そういうのではないですね。




最近は授業の下準備の為の

読書が多くて


趣味の読書なんて

ほとんどできていませんでしたが。


でも、おかげで

教養をつけてもらってる気がします。



面白い本もいっぱいあるので。




でも、


今日は数か月ぶりにやった

趣味の読書について

記事にしたいと思います。




ベストセラーの新書 「聞く力」の


作者  阿川佐和子さんの

エッセイです。




「残るは食欲」




インパクトのある題名ですよね。



アタシも同じく


食べることが

大好きなので


ちょっと立ち読みしたら

悩まず買っちゃいました。


(普段は数百円の本でも

 買うのにウンウン悩むタイプです)



思うのは


何回も繰り返して

読むのは


エッセイが多いなぁ。



そして

エッセイでいいな、と思うのは


目の付けどころや

意見が


ありふれたもの では無いこと。



そうか!


と思わせるような

独自の視点がいいですね。



この本の冒頭にも


「お腹がすいているときと


 満腹のときと


 果たしてどちらが幸せか」



こんなこと比べたこともない。


ってか、当然のことのように


満腹のとき


と思っていたが。




佐和子さんのご意見は違う。


そして、その理由もスキ。



なるほどね。って。



ヴィっコン -Victoria's Confession-


雑誌の連載をまとめたエッセイということで


一章一章が短く


2-3ページで終わり。


どこででも


手を止められる。




内容も

「食」ということで


胃袋に

訴える内容なので


脳内で整理して考えたり

単語を一個一個ネットで調べなくても


どんどん読み進められる。



そして


フと頭をあげて


思うのは



「凝った料理を作りたいぞー」


だったり



「このお料理食べてみたいぞー」


だったり



「感じた感動をもっと文章に残したいぞー」


だったり。





以前


「P&G式 世界が欲しがる人材の育て方」


という本を読んだのですが


その中にこんな言葉がありました。


(引用)


「自分の考えを伝え、相手にインパクトを与え、

 相手から何らかのアクションを引き出すことができる、


 それがコミュニケーション力です」


(「P&G式 世界が欲しがる人材の育て方」 P69 7~8行目)

まさに


阿川さんのコミュニケーション力爆発の


この本。





アタシからは


・凝ったお料理を作る


・ブログを再開させる


という二つの行動を引き出したんですから。



何か行動を起こしたくなる
そんな趣味の読書は


いいですね☆






ちなみに、


凝ったお料理は


このあっつい さなか


手作りのコロッケを作りました。





(写真は無い)




(そしてオチも無い)




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残るは食欲


作者   阿川佐和子


発行所  新潮文庫


初版   2013年4月1日


定価   本体460円+税