ローマ帝国全盛期、地中海を中心とした世界は平和と秩序を基にした繁栄を謳歌し、
それをローマの平和「パクス・ロマーナ」と呼ぶ。

最大版図は北はイギリス北部、南は北アフリカ、東はシリア、東はスペイン辺りまで及んだ




その秘密は隅々まで整備されたインフラと安定した政を基盤とした経済活動
そして帝国を北方の蛮族、東方の大国(パルティア)などから防衛するための強力な軍隊の存在があったからだろう。

ローマ軍の歴史を少し調べてみた。


まず共和制初期ローマ軍の構成から


(Figure.1)


軍の最小単位をレギオンと呼び
レギオンは戦争行為のために必要な装備や人員を備えていた。
しかし実際、レギオン単体で戦闘行為を行うことは稀だったらしい。

戦列は3つで構成されていて前列はhastari 後ろにprincipes 後列にベテランのガチムチな野郎どもで構成されたtriariiが構えていた(Figure.1 右下参照)


hastari principes は剣と2つのpilaと呼ばれる投槍をtriariiは1つの長い槍を装備していた。

hastari principesがレジョネア(笑)のモデルなんだろう




triariiは最後列に戦列を組んでいて滅多に戦闘に参加することはなく
それゆえに

triariiが戦闘に参加 = 非常に切迫した状態

であったらしい。

4つめのタイプの兵種はvelites と呼ばれ その武装はヘルメットに盾、そして剣に一本のpila
のみであった。 このユニットは俗に言う軽装歩兵で主にメイン戦闘後の小規模戦闘(小競り合い)に使われた。


それぞれのレギオンは60に分割されそれぞれをcenturiesと呼び
それぞれのレギオンから30人をcenturionとして選抜し指揮系統を任せた
それら選抜されたcenturionは次に副指令官としてoptio、旗持ちのsignifer、ラッパ吹きのcornicen、そして
防衛指揮をとるtessariusを任命した。 tessariusにはその日に使う暗号表(tessara)のようなものが渡されたらしい。

レギオン一番隊を指揮するcenturion
primus pilus
と呼ばれ最高位のcenturionであった。
レギオンの状況を報告する役目はlegatusが行った。
legatusはレガティのモデルだね!













左下と右下にいる頭に変なのかぶってる兄ちゃん達がvelites 
後ろのほうにいる槍もってるのがtriarii
前のほうでpilaを投げてるのがhastari principesであろうと思われる。


どうでもいいが非常に臨場感あるいい挿絵である非常にいい挿絵TOP10だっ!!!
いい挿絵とはそこに息づく人物たちの会話が容易に想像できる。











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「右戦列が薄いっ!! お前っ pila投下後 hastari隊到着まで戦列維持!!」




「・・・・・・・・・・・」




「おぃい 聞いているのか!? キサマ!!」



「すみません隊長・・・昨日の夜第三夜警時までyourfilehostで映画鑑賞をしていたもので・・。」




「キサマぁ!! 野営地でのyourfilehost使用は厳罰ものだぞ!! 回線が重くなるっ!!重くなるからいかんのだっ!! そもそもお前 のような青二歳にyourfilehostが使いこなせるわけなかろう!yourfilehostスキルの低いお前の検索ワードはたかが知れている! yourfilehostスキルは経験に依存する。 yourfilehost暦=軍歴の私には敵うまい!! 私の検索ワードはインフィニティ・・・・・・無限だ!!!ゆえにyourfilehostでの限られた閲覧数3回という数字の中で最大限の結果を得ることができるのだ!!!」





「・・・・・クッキーいじれば何回でも見れますよ・・・・。」





「うそおおおおん!!」



「・・・・・・・・ちょっと野営地かえります」



「俺はCPZ一筋だからどうでもいいや・・。」



「全軍退却!!!!!退けィ 退けィ!!!」


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マリウスの改革後、ローマ軍は兵站分野だけでなく組織面でもさらに強力になる。

コホート戦術がその改革の一部として挙げられるだろう

コホート戦術とはそれまでの3種の兵種で構成されたレギオンをそれぞれの3種の兵種で構成された10個の単位(コホート)に分割、行動することを可能にしより柔軟性に富んだ戦闘を可能にしたのだ。


例えば

指揮官がいくらかの兵を90度向きを変えて前進させることを望んだ場合、指揮官はすべての兵種で構成された部隊をすぐさま動かすことができるのだ。これにより柔軟にその場面にあった行動をとることができるようになった。
一方で従来の戦術ではレギオンがただ3つの戦列に分けられているだけだったのでそのような柔軟な行動は比較的難しかったのではないかと思われる。













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「やっぱ幕張メッセいこうぜぇ!!!」




「・・・・・・・・・・。」

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上のはマリウス改革後のローマ軍の行軍時に持つ荷物だっ!!
戦時や野営地を作るために必要な荷物も運んだためレギオンはマリウスの運び屋とも呼ばれたらしい。
さすが運び屋だけあってなんか生活観あふれるものも持ってるね!!





時代は帝政ローマ

帝国の拡張、防衛線確定によりローマ軍は組織面、装備面でも充実したものとなった
レギオンは鉄製の鎧を導入し(centurionは青銅のリングをつなぎ合わせた鎧を好んだらしい)ヘルメットはより効率的な形のものに進化した。その他にもcingulum militare もしくは balteus と呼ばれるベルトも装備していた。




ちなみに高ランクの兵は剣を左に、低ランクの兵は右側につけて持ち歩いていた。

左下のが指揮官だね。



帝政時代は歩兵を支援するためのMAP兵器もより整備された状態であった。

220ポンドもの石を飛ばすことができるカタパルト(一番上)
より速射性に優れた中距離カタパルト バリスタ(真ん中)
バリスタは石だけでなく巨大な矢や燃えた角材も発射できた
一番下はスコーピオンと呼ばれる巨大なクロスボウ。

これらの兵器の支援もありローマ軍は当時絶大な力を誇り、たいした装備もない蛮族には脅威であったであろう





ローマ軍の強さのTOP10はそれだけではなかった!!!

その強さはローマ軍の土木技術の高さである。

軍団の渡河のために橋をつくったり、野営地を迅速に建てたり、攻城兵器や施設を建てるときにその
技術力が発揮された。

その建築速度は蛮族にはとって非情なまでの暴力性を発揮したであろう。

トラビアンの世界でもローマン(笑)は同時建築がありますが、こういう事実が基となっている気がします。




左のは杭を打つ機械。 大昔にこんなの作るとかローマ帝国はやばいね!!






最後に帝国末期のローマ軍
この時期になるとローマ軍は辺境の蛮族の侵入に対応するため
ローマ軍は柔軟性を高めた組織に変化した。

まとめるとローマ軍はその時代時代に則した組織に柔軟に変化していったらしいね!
個人的意見ですがこの末期の兵士のほうがカコイイ





さすがローマは違うわ・・・・。
あの広大な帝国を築いたという理由もわかる気がします。
次回に続きます!!


えっ!?ローマ軍の歴史から学ぶローマン(笑)戦術!? 
ローマ軍とローマン軍(笑)は全くの別物だからそんなの不可能です。

まぁ強いて言うなら ローマンの同時建築がちょっと似ているね!!!

だから

適当に町増やしてチュートン様に占領されるのをまってろや!!