北巽駅へ到着
『喫茶店で待ってて
』
F谷トレーナーの指定した喫茶店で待つ
約8年ぶりの再会
ドキ・・ドキ・・・

『あかん、落ち着け俺
アイスコーシー飲め俺
まずアイスコーシーいこ
』
『アイスコーシー下さい』
『カツサンドとチーズケーキもください』
何でガッツリ食うねん
(笑)
何でか意味わからーん
そして(-。-)y-~
携帯が鳴る~

殺気がして振り向くと、そこには
8年前とは心も体も丸くなったF谷トレーナーがいた
ジムへ移動。
ここが徳山さんが練習してたジムかぁ
。
ちっちゃ

ボロい
強くなるのに、設備なんか関係ないって確信した

さっそく今のトランクスの事を相談してみると、金沢ジムの選手達がトランクスを作ってくれた
石田師匠には、宣伝として、トランクスをはいてもらった

ママニ戦から着用してもらってます
リッキー・ハットンのトランクスをモデルに作成しました
さらにグリーンツダを紹介してもらう
ツダの兄貴。
『悪童デイジー
』
こと、丸元さんにも、宣伝として、本人デザインで、はいてもらった

サンティリャン戦、最近の再起戦など着用してもらってます
2人のトランクスを見たい人はボクシング雑誌で

その、宣伝効果といいますと・・・
『
大
』
でした

その後、いろんなジムを紹介してもらうと、
注文殺到

作るのが順番待ちに
俺の給料も即アップ

仕事は成功していきました
F谷トレーナー様様
そのお返しに、金沢ジムの軽量級の選手の試合前に、何度かスパーのパートナーをしていた

そのスパーを見てF谷トレーナーが、
『まだまだ闘えるやん。』
と言った。
まぁ、限界を感じて引退したわけちゃうしな
でも、新人王なったし
仕事うまい事いってるし
辞めて正解やと思ってた
そしてまた仕事へ
でも試合へは、よく観戦に行った
僕からトランクスをオーダーして、買ってくれた選手の応援
(仕事を抜けてコッソリ
)
才能ある選手が勝ってくれる
いい宣伝だ

でも、そんな選手ばっかりじゃない
負け越し
未勝利

お客さんは色々いた
オーダーを聞いてると雑談をします
何で闘ってるのか?とか、次の試合の意味
熱い決意など
『予算3万以内で、この生地で、文字を5箇所に着けて、スパンコールで、あとヒラヒラ着けれませんか
?なんとか・・・。』
無理です

とは言わない。言えないのが俺
その選手から試合に対する、熱いバイブスを感じたら
俺も熱いバイブスで返した

熱い決意の一部を紹介

『一回でいいから勝ちたいんです
それまで辞めれへんのです
』
『自分で才能無いの知ってるんですよ
でも負けたら悔しくてね、また試合してしまうんすよ
アホなんです
』
『好きな女が応援くるんです
格好いいトランクス作って気合い入れようと思って
』
そんな事を聞いてから応援に行くのである
俺は
チョー感動しちゃう

格好いいトランクスは血まみれに
フックかジャブか、種類も不明なパンチで前進
でも結果がでない選手もいた

他の客を見ると、興味なさそうな感じや、試合を見ながら失笑してる客もいた
当然です。彼等の背負ってるものを知らないのだから
選手の時は俺も、
『こついら、負けまくって、才能無いのに何で闘うんやろ
』
結構そう思ってた

まぁ試合を笑う人が、悪いなんて思ってへんけど

実際おもろい奴いるもんな(笑)
いや

何
そのトランクス

小学生の短パンすか

かちあげすぎ~
(笑)
みたいなんとか

あとは、
あっ
スイッチした
でも
むっちゃギコいやん
(笑)
右フック・・・
だけかい
(笑)
左打てへんのか~い
(笑)
普段スイッチせーへんやろ君

右フックオンリーや~ん
みたいなんとか(笑)
あるしな

はい
該当した選手

スマン
(笑)
でも変やし直せよ
(笑)
そして、2007年、夏に俺は大きな人生の選択をさせられる
次回予告

復帰へのガイダンス
11章へ、つづく

『喫茶店で待ってて

F谷トレーナーの指定した喫茶店で待つ

約8年ぶりの再会

ドキ・・ドキ・・・


『あかん、落ち着け俺




『アイスコーシー下さい』
『カツサンドとチーズケーキもください』
何でガッツリ食うねん


何でか意味わからーん

そして(-。-)y-~
携帯が鳴る~


殺気がして振り向くと、そこには
8年前とは心も体も丸くなったF谷トレーナーがいた

ジムへ移動。
ここが徳山さんが練習してたジムかぁ

ちっちゃ


ボロい

強くなるのに、設備なんか関係ないって確信した


さっそく今のトランクスの事を相談してみると、金沢ジムの選手達がトランクスを作ってくれた

石田師匠には、宣伝として、トランクスをはいてもらった


ママニ戦から着用してもらってます


さらにグリーンツダを紹介してもらう

ツダの兄貴。
『悪童デイジー

こと、丸元さんにも、宣伝として、本人デザインで、はいてもらった


サンティリャン戦、最近の再起戦など着用してもらってます

2人のトランクスを見たい人はボクシング雑誌で


その、宣伝効果といいますと・・・
『


でした


その後、いろんなジムを紹介してもらうと、
注文殺到


作るのが順番待ちに

俺の給料も即アップ


仕事は成功していきました

F谷トレーナー様様

そのお返しに、金沢ジムの軽量級の選手の試合前に、何度かスパーのパートナーをしていた


そのスパーを見てF谷トレーナーが、
『まだまだ闘えるやん。』
と言った。
まぁ、限界を感じて引退したわけちゃうしな

でも、新人王なったし

仕事うまい事いってるし

辞めて正解やと思ってた

そしてまた仕事へ

でも試合へは、よく観戦に行った

僕からトランクスをオーダーして、買ってくれた選手の応援

(仕事を抜けてコッソリ

才能ある選手が勝ってくれる

いい宣伝だ


でも、そんな選手ばっかりじゃない

負け越し




お客さんは色々いた

オーダーを聞いてると雑談をします

何で闘ってるのか?とか、次の試合の意味


『予算3万以内で、この生地で、文字を5箇所に着けて、スパンコールで、あとヒラヒラ着けれませんか

無理です


とは言わない。言えないのが俺

その選手から試合に対する、熱いバイブスを感じたら

俺も熱いバイブスで返した


熱い決意の一部を紹介


『一回でいいから勝ちたいんです


『自分で才能無いの知ってるんですよ




『好きな女が応援くるんです


そんな事を聞いてから応援に行くのである

俺は
チョー感動しちゃう


格好いいトランクスは血まみれに

フックかジャブか、種類も不明なパンチで前進

でも結果がでない選手もいた


他の客を見ると、興味なさそうな感じや、試合を見ながら失笑してる客もいた

当然です。彼等の背負ってるものを知らないのだから

選手の時は俺も、
『こついら、負けまくって、才能無いのに何で闘うんやろ


結構そう思ってた


まぁ試合を笑う人が、悪いなんて思ってへんけど


実際おもろい奴いるもんな(笑)
いや


何



小学生の短パンすか


かちあげすぎ~


みたいなんとか


あとは、
あっ


でも
むっちゃギコいやん

右フック・・・
だけかい


左打てへんのか~い

普段スイッチせーへんやろ君


右フックオンリーや~ん

みたいなんとか(笑)
あるしな


はい



スマン


でも変やし直せよ

そして、2007年、夏に俺は大きな人生の選択をさせられる

次回予告



復帰へのガイダンス

11章へ、つづく
