寿司屋に丁稚で入って10年ぐらいかけて一人前になる徒弟制度に
なっている寿司屋業界というのは、人材を育てる方法として考えれ
ば非常に効率が悪いです。寿司屋みたいな職人の世界に限ったこと
ではないですが、日本では新人はまず下積みから、みたいな変な
風潮があって、学校の部活動なんかですら、1年生は球拾いだけ、
みたいなバカみたいなことをやっています。どうやって早く上達
させるかが目的なのではなく、組織に従順な人間に育てることを
目的にしているからです。寿司職人として必要な技術で基本的な
こと、魚の種類に関する知識、基本的な捌き方、衛生、握り方、
包丁のメンテといった基本的なことは、見よう見まねで修行しな
がら学ぶよりも寿司アカデミーで、まとまって学んだほうが効率
が良いし、早く覚えられます。寿司屋の場合、店の「格」みたい
なものがありますから、効率だけの問題ではないとは言っても、
同じ技量を身に着けるだけなら、10年もいらないでしょう。
その3分の1の時間もあれば出来ることをわざわざ引き延ばして
いるのは早く一人前にしないためでもあるでしょう。ライバルが
増えないように調節するためです。
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