冷たい・・・病院 | 母は脳腫瘍

冷たい・・・病院

月曜日。
母を迎えに行き、父と妹と病院へ向かいました。

妹について、少し。
元々二人しかいない姉妹で仲良しでしたが、お互い結婚して子供が二人ずつ出来、そう遠くないところに住んではいるものの、日常に追われて実家にいた頃のような親密な関係ではなくなっていました。
マメに電話をして連絡は取り合っていましたが、生活のリズムが違うので、なかなか会えず、妹の子供へのお下がり等は実家を経由して渡しているような状態でした。

忙しい子なので無理はしてほしくなかったのですが、正直なところ妹もずっと母に着いていてくれて本当に助かります。
土曜日母を病院から連れて帰って、両親と私と妹、久しぶりの4人家族そろっての食事は、母も喜んでくれました。

これからどうなるのか、不安で仕方なかったのですが、私と妹でそれぞれインターネットなどを使って調べて、出来るだけ明るい見通しを父に話すようにしました。
父はとても気丈でやたらとパニックに陥るタイプではありませんが、今回の母の病魔には打ちのめされています。
表面はしっかりとふるまっているのですが、父の書いた文面などからかなり痛手を受けていることが分かりましたので、術前説明まではとにかく明るい話題だけで父にも希望を持ってもらいたいと思ったのです。

病院はそのまま慈恵を選びました。
即入院、8日後には手術との運びでしたので、選択する余地もなかったのです。
また、腫瘍もとても大きくなっていましたので待ったなしの状態。

今、本当にここでよかったのかなと不安に思っています。
入院してから一度も担当医とは話をしていませn。
素人なりに調べたところ、転移性の脳腫瘍の可能性もかなり高いようなのに、入院前に撮った胸のレントゲン結果も教えてくれません。
そんなものなのー?
なんか冷たいよねー。
かといって、今更別の病院を考えるなんて無理。
父からは、私のわがままだと叱られています。
お医者様は忙しくてそれどころではないだろうと。
ハイ、それは分かっていますが、気持は納得できない。
母の前では「よい病院でよかったね。すごく優秀な先生なんだって」と喜んでいるふりをしていますが、本心「なんか信頼しきれないー」
看護婦さんも、若くて優しい人もいますが、なんか表面的だしー。

冷たいな・・・。

でもいいの。母を治してくれるんだったら、冷たくても事務的でもなんでもいいです。